鋼材加工設備を最新鋭機に替え、省エネと加工時間短縮

成果補助対象設備の省エネルギー率は66.7〜71.6%、CO2削減効果は年間84.2t-CO2と161t-CO2、削減コストは年間367万円と662万円となった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

愛知県・富山県の金属製品製造業(鋼材加工)

この事例のポイント

  • 建築用鋼材の切断・穴開け設備を最新鋭の高速加工機に更新し、加工時間を最短化した。
  • 開先加工機に高性能カッターを採用し、替刃の自動化で高速化と緻密な仕上げを両立させた。
  • 照明やコンプレッサも併せて更新し、支店・工場全体の省エネルギー化を進めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 加工時間の長さ建築用鋼材の加工には一製品あたりの時間がかかり、加工設備の消費エネルギーも大きかった。
  • 省力化・省人化工作機械の技術が進歩する中で、省力化と省人化は無視できない課題になると考えている。

やったこと

  1. 事業の内容建築用鋼材を加工する二つの事業所で、それぞれの工場の特性に合わせて設備を更新した。鋼材の切断と穴開けを高速な加工設備に替え、一製品あたりの加工時間を最短化することで省エネルギー化を図る事業である。
  2. 加工設備の高速化豊橋支店では自動切断機と開先加工機を、北陸支店ではH鋼加工ライン(穴開け・切断)を最新鋭機に替えた。稼働時間に加えて加工効率も考慮して機種を選んだ。
  3. 開先加工機の高性能化開先加工機に高性能カッターを採用した。鋼材の固定から角度を自動で検知し、素早く正確に加工できるようにした。
  4. 照明とコンプレッサの更新両支店で照明を、北陸支店でコンプレッサを更新した。北陸支店では工場照明をLED化した。

補助金を使った経費

  • 自動切断機1台開先加工機1台H鋼加工ライン(穴開け・切断)1台コンプレッサ照明経費の区分:設備費

事業の効果

  • 補助対象設備の省エネルギー量は48.5kl/年と92.7kl/年、事業全体の省エネ効果は67.7kl/年となった。
  • 補助対象設備の省エネルギー率は71.6%と66.7%となった。
  • 削減コストは年間367万円と662万円、CO2削減効果は年間84.2t-CO2と161t-CO2となった。
  • H鋼加工ラインの伸長により加工時間が短縮され、労働時間の削減にもつながった。

事業者の声

北陸支店では工場照明のLED化、H型鋼加工ラインの伸長による、加工時間短縮や労働時間の削減、CO2排出削減にも効果を発揮しました。豊橋支店では「稼働時間」に加えて、「加工効率」を考慮し、加工機の導入を実施しました。今後、更に工作機械の技術が進歩していく中で、「省力化」「省人化」は無視することのできない課題となってくると考えています。各作業の特性等を見極めお客様のニーズにいち早く対応できる設備を選択していく必要があります。今後も更に環境に優しい支店・工場を目指して参ります。

愛知県・富山県の金属製品製造業(鋼材加工)
出典・注記

今後の展望

今後は省力化と省人化を重要な課題と見て、作業の特性を見極めながらお客様のニーズに応える設備を選んでいく方針である。

製造業のほかの採択事例

製造業の事例をすべて見る