顧客ニーズ対応し競争力を強化する為の塗装環境の改善及び増強
排熱回収型熱風乾燥炉一式(乾燥炉、制御盤、バーナー)を導入した。
効果:不良率 30%→14%
株式会社堀尾製作所
| 事業者名 | 株式会社堀尾製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 石巻市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 鋳造 |
| 従業員数 | 53人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
当社は自動車関連部品を中心に精密亜鉛ダイカスト製品を製造しており、その数は400種類以上にのぼる。製品の在庫管理と製造管理は煩雑で、以前からデータ管理による見える化の必要性を感じていた。顧客ニーズは多様化して商品サイクルも短くなり、多品種小ロット・短納期の生産が求められるようになっていた。
抱えていた課題
やったこと
まず現状の生産管理の問題点と課題を抽出するため、工程調査を行い、部品番号と工程マスターデータを作成した。システム運用に向けて部番および工程マスターのデータ登録を行った。次に全工程にバーコードを読み込むためのハンディーターミナルを設置してシミュレーションを実施し、各工程での動作は部品確認シートの進捗表をハンディーターミナルで読み込むだけとして、工程スタッフの管理業務を簡単にした。その結果をもとにシステム制作会社と協議・改良を重ね、バーコードシステム運用の最適化を図った。
| ソフト | バーコードシステム(オリジナル生産管理システム) |
|---|---|
| その他 | ハンディーターミナル |
バーコードシステムの導入により、各部品・工程ごとの在庫をリアルタイムで確認できるようになり、工程間の数量確認が可能になった。不良部品が出た際もすぐに適正在庫数に合わせられるようになった。製造する部品すべての生産数と在庫数が見える化されたことで、無駄な在庫や無駄な生産を防ぎ、生産効率と生産管理が大幅に向上した。生産に余力が生まれたことで新たな生産や売り上げ向上の可能性も広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「事業の発展には、まず現状の生産体制の効率化が第一」とあるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置づけは読み取れない。
中国の2工場と本社工場の体制、DVDピックアップ部品で世界シェア30%とあり強みは読めるが、市場動向との関係は具体性が薄い。
多品種小ロット・短納期化の要求に対し生産管理の高度化が必要と課題認識を示し、在庫の見える化で効率化する計画が読み取れる。
生産余力による新規生産や売上向上の可能性は述べられているが、付加価値額や賃上げの目標値は数字で示されていない。
システム制作会社と協議・改良を重ねたとあるが、社内の推進体制や人材、事務処理能力については書かれていない。
多品種小ロット・短納期の顧客ニーズに応える必要性は示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
工程調査、部番・工程マスター作成、ハンディーターミナルでのシミュレーション、システム改良と段階的な実施内容が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
DVDピックアップ部品で世界シェア30%、従来の2倍の強度の亜鉛ダイカストを開発とあり高付加価値性はうかがえるが、分野の普及度との比較は書かれていない。
新規開拓や技術開発への余力、大学との協力開発に言及があるが、経済波及効果や雇用創出への言及は読み取れない。
在庫・生産の見える化で無駄を防ぎ生産効率が大幅に向上したとあるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
バーコードシステムで工程データを一元管理する点は示されるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
宮城県石巻市の本社工場で製造する点は示されるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済への牽引については書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
顧客ニーズの多様化に応えるため、構築したオリジナル生産管理システムを活用し、管理だけでなく品質向上にも注力していく。生産に余力ができたことで技術開発にも力を入れ、大学や研究室と協力開発しながら新しい市場開拓を視野に入れた営業展開を目指す。
事業の発展には、まず現状の生産体制の効率化が第一と考えていました。そのためにはバーコードシステムの導入は念願でしたが、膨大な労力と費用が掛かってしまうので着手することができませんでした。
公式の事例集より(原文のまま)
排熱回収型熱風乾燥炉一式(乾燥炉、制御盤、バーナー)を導入した。
効果:不良率 30%→14%
事業では、コントロール付きニータイプフライス盤を導入し、単品部品の一貫加工技術の構築に取り組んだ。
3Dプリンターを導入し、これまで外部に発注していた樹脂模型の制作を内製化した。