価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社富窪精機
成果ITツール導入により、標準的な金型の製作リードタイムは16.2%短縮した。
| 事業者名 | 株式会社富窪精機 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 春日井市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
同社は創業以来30年にわたり金型の設計・製作を主力事業としており、自動車用防振ゴム金型、ホース金型、燃料電池車(FCV)向け高精度ゴム金型などを手がけている。主要取引先の一つは自動車用防振ゴムメーカーである。リーマン・ショック以降、自動車メーカーのコストダウンと新型車開発期間の圧縮が特に顕著になり、同社のような二次サプライヤーにも影響が及んでいた。
抱えていた課題
やったこと
取引先の防振ゴムメーカーと同じCAD/CAMシステム(TOPSOLID)を導入し、データを共有できるようにした。設計と加工という金型の重要基盤技術を、熟練技術者の経験に頼らずデータベース化した。加工技術では高速ミーリングの技能を形式知化し、データベース化を進めた。生産管理には従来の生産管理ソフトに加えて、バーコードを読み取るハンディターミナルを導入し、作業工程を管理するシステムに切り替えた。導入時には同社独自の生産管理手法を提供してデータベース化し、本社工場と小牧工場を含む3拠点の進捗をリアルタイムで確認できる体制を構築した。
CAD/CAMシステムの導入により、取引先とデータを共有できるようになり、データ変換ロスによる再作図の作業が省かれた。これにより短納期対応力が高まった。生産管理システムの導入により、3拠点の進捗をリアルタイムで確認できるようになり、生産計画の先行期間も大きく延びた。設計と加工の技術をデータベース化したことで、熟練技能への依存が減った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
30年にわたる金型設計・製作が主力で、自動車向け防振ゴム金型など既存取引との一貫性がうかがえる。ただ経営戦略上の位置付けは明記されていない。
自動車メーカーのコストダウン・開発期間圧縮という外部環境と、20数機の加工機や高精度金型という強みを結びつけて書かれている。
標準的な金型の製作リードタイムを16.2%短縮、生産計画が1週先から24週先に伸びたと数字で示され、課題と成果が対応している。
売上高を現状の1.5倍、営業利益を2倍にする目標が示されているが、付加価値額や賃上げの目標ではない。
ISO9001取得や管理体制の構築、社長の役割は読み取れるが、人員計画や補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
自動車メーカーの二次サプライヤーとして短納期化が必須という顧客ニーズと、顧客の立場に立った納入が書かれている。
2年後の新工場建設と3年後の売上目標が示されるが、遂行スケジュールと課題解決方法の詳細は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
金型の高精度化や高速ミーリング技術に触れるが、高水準の高付加価値化や高価格化を示す記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
補助金により負担が軽減されたとあるが、投入額に対する付加価値増や生産性の具体数値は示されていない。
CAD/CAMと生産管理のITデータ連携やサプライチェーン内のデータ共有が書かれ、取引先との連携が見られる。
公開されている事例からは読み取れません。
愛知県の拠点や地域の取引がうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や経済成長への言及は明確でない。
2年後に新工場を建て、3拠点を1カ所に集約する計画である。短納期対応力を武器に受注を拡大し、3年後には売上高を現状の1.5倍、営業利益を2倍に伸ばすことを目標としている。
ITツールは高額なだけに、負担が軽減され、たいへん助かった
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
外径160ミリ、導体径0.8ミリのエナメル線で、巻線層数26層、巻数1,404回のコイル製作に成功した。
効果:巻線作業の工数 20分→5分
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。