ものづくり補助金平成24年度秋田県

高品質、短納期物件の受注競争力向上、溶接ロボットシステムの導入

千代田興業株式会社

この事例のポイント

  • 複雑形状の部分は熟練工しか溶接できず、安定した溶接品質の確保が課題だった。
  • 数年前から一部で溶接ロボットを導入して品質確保と生産性向上を行ってきた。
  • 複雑形状の部分でも安定した品質の確保と作業時間の短縮ができ、生産効率が大幅に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名千代田興業株式会社
所在地秋田県 秋田市
業種金属製品製造業
技術分野溶接
従業員数142人
資本金9,600万円
設立1951年

事業の背景

千代田興業は工場、ビル、倉庫などの大型建造物の柱や梁などの鉄骨製造を主とする企業である。鉄構事業が売上の90%を占め、近年は県外からの受注が8割以上となっている。鉄骨製造業では溶接作業の品質向上と効率化のために溶接ロボットが広く採用されてきている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度複雑形状の部分は熟練工しか溶接できず、安定した溶接品質の確保が課題だった。
  • 生産能力保有する溶接ロボットだけでは顧客要望に十分応えられず、更なる納期短縮と品質向上が求められていた。
  • コスト・採算海外からの安価な建築鉄骨との競争に打ち勝つため、大幅な生産性の向上が欠かせなかった。

やったこと

数年前から一部で溶接ロボットを導入して品質確保と生産性向上を行ってきた。溶接時の入熱量やパス間温度管理が重要となるため、板厚・溶接電流・溶接電圧・アークタイム等の溶接状況データを実際に採取し、効率アップに必要な溶接手順を策定した。溶接ロボットシステムを選定・導入・稼働させ、オペレーターの増員と教育を行った。熟練工が若手技能者に一定の教育指導を行っているため、オペレーター教育はスムーズに対応できた。

事業の効果

複雑形状の部分でも安定した品質の確保と作業時間の短縮ができ、生産効率が大幅に向上した。収益性が向上したことで増産体制を進め、大幅な雇用増加につながった。採用では溶接未経験者からの応募も多く、熟練工によるOJTや技能検定受験料・旅費の会社支給などの人材教育体制も整えている。

今後の展望

物流倉庫建設に伴う工事が増加しており、先送りとなっていた工事を受注する機会が多い。楽観視はしていないが、急激な冷え込みは考えづらく、当面は安定した受注環境が続くと見込んでいる。

  • 目標:従業員数 17人→142人

事業者の声

当社でも関東圏からの受注が多いが、特に最近は物流倉庫建設にともなう工事が増加している。内容をみると、工事を前倒しで進めているよりは、先送りとなっていた工事を受注する機会が多い。楽観視はしていないが、急激な冷え込みは考えづらく、当面は安定した受注環境が続くと見込んでいる

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。