金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
東洋シャフト株式会社
成果ボールねじ軸の振れ0.01mm以内を達成
| 事業者名 | 東洋シャフト株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 石川町 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 設立 | 1957年 |
主力製品は「焼き入れスライドシャフト」「すべりねじ」で、15年前から精密ねじ・精密シャフトの製造にも取り組んでいる。半導体製造装置や医療機器など、静かな場所に設置される機械装置への需要が近年増している。
抱えていた課題
やったこと
精密測定機器を導入し、静音化・低振動化の重要要素である振れと微細なうねりを抑える製造技術を検討し、試作加工を行った。ねじ軸の振れは二次元高速寸法測定でねじ形状を読み取り、加工前の軸の振れを一定以下に管理して研削工程の加工抵抗値を抑制した。ねじ軌道面の表面はデジタルマイクロスコープで観察し、表面の凹凸の有無を確認して異音の発生を抑えた。組立・取付を行う部分の穴位置は0.01mm単位で管理し、組立後の音の発生を抑制した。
新しい製品・サービス:静音化・低振動化に対応したボールねじ
ボールねじ使用時に発生する音の原因を解明でき、穴位置の精度を機械精度に頼らず正確に測定管理できるようになった。表面観察により研削加工条件の管理も可能になった。事業目標の「ボールねじ軸の振れ0.01mm以内、ボール軌道面の微細なうねりがない状態」をクリアした。高度な測定・解析評価システムにより新規案件の依頼が増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業50年の歴史と精密ねじ・シャフトを15年前から手がけてきた経緯が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえる。
半導体製造装置・医療用装置で静音化・低振動化ニーズが年々高まっていると書かれ、市場動向との対応は読み取れる。
振れ0.01mm以内、表面凹凸の抑制など数値目標を示し、測定・解析システム導入で課題の要因を特定したと具体的に書かれている。
ボールねじの振れ0.01mm以内という目標達成が書かれるが、高付加価値や賃上げの目標値は示されていない。
創業50年の企業であることはうかがえるが、補助事業を担う人材や事務処理体制の記述は見当たらない。
静音化・低振動化のニーズと顧客からの新規依頼が書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
今後は新商品発表の予定と新分野開拓の方針が示されるが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
静音・低振動ボールねじの高水準化をうかがわせるが、市場の普及度や認知度については書かれていない。
半導体・医療分野の新規案件創出や新分野開拓が書かれ、波及効果をわずかにうかがわせる程度である。
費用や付加価値額の増加、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はうかがえるに留まる。
測定・解析評価システムの構築が書かれるが、デジタル技術のサプライチェーンへの貢献までは述べられていない。
半導体製造装置やロボット分野への進出が書かれ、成長分野への展開がわずかにうかがえる。
省エネ工場の棚倉町建設が書かれるが、地域の雇用や経済成長への言及は薄い。
静音化・低振動化の技術を取り入れた新商品を発表する予定で、ロボット分野や半導体製造装置など新分野の開拓も視野に入れている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
可逆ステップ教示運転を具備し、ホワイト及びブラック・ボックス・テストの完結が可能な可逆パターン制御システムを開発した。
効果:既存の方法に比べ約30%の時間短縮
ダイカスト関連装置メーカーと共同で「全自働バリ抜き・品質検査装置」を試作開発した。
効果:バリ抜き工程工数(月産20万個時) 557.6時間→84時間