南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社ナショナルマリンプラスチック
成果1時間当たりの加工数 16個→90個
| 事業者名 | 株式会社ナショナルマリンプラスチック |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島県石川郡石川町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
株式会社ナショナルマリンブラスチックは、特殊樹脂加工布を材料とするフレキシブルコンテナ(フレコン)を手掛け、除染廃棄物用フレコンのパイオニア的存在である地元メーカーである。東日本大震災と原発事故の後、放射性物質の除染が各地で行われるようになり、廃棄物を入れるフレコンの需要が急増した。福島県内および近県へ速やかに必要数を確保することが求められていた。
抱えていた課題
やったこと
熱風溶着を、フレコン製造の中でも1種フレコンの本体上部と注入口部の溶着工程に導入するため、実践レベルで研究開発を進めた。あわせて、材料シートの切裁部を樹脂テープでシールするウルトラ加工を施し、気密性の向上を図った。必要な設備の導入に向けて検討を進め、設備を稼働させた場合のメリットをシミュレートして、実効性の高い生産ラインを構築した。その結果、実施対象部では1時間当たりの加工数が16個から90個に伸び、全工程を通して生産効率も大きく向上した。品質は従来型の製法と同等であることが確認された。
熱風溶着の導入により、生産性の向上が確実に図られることが確認された。実施対象部では1時間当たりの加工数が16個から90個に伸び、全工程を通して生産効率も大きく向上した。品質は従来型の製法と同等であり、ウルトラ加工によって気密性の向上も確認できた。これにより、除染用フレコンの供給力と納期対応力が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
フレコンを手掛けてきた実績と地元メーカーとしての責務が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
除染需要が生産能力を大きく上回る状況と、特殊樹脂加工布の3製法や認証を強みとして示しているが、競争優位の説明は薄い。
需要超過という課題を明示し、熱風溶着の導入と1時間当たり16個から90個への加工数増で課題解決を図る計画になっている。
生産性の数値改善は書かれているが、高付加価値や賃上げに関する目標値は見当たらず、目標の設定は読み取れない。
研究開発や設備導入の検討に触れているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はない。
除染現場からのフレコン需要や従来品と同等の品質という点は示されているが、顧客ターゲットの整理は具体性が薄い。
熱風溶着の研究とウルトラ加工の検証、ライン構築の順序が示され、技術検証で完了とする進め方はある程度読み取れる。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
気密性向上など製品の性能への言及はあるが、同分野での高水準の高付加価値化や高価格化を示す記述は乏しい。
除染廃棄物の保管需要に対し、フレコンの供給を速やかに確保する社会的必要性が具体的な背景として書かれている。
加工数が16個から90個に伸びた実測値があり費用対効果を読み取れるが、ウルトラ加工はコストアップ要因とされている。
熱風溶着という製造工程の革新は示されているが、サプライチェーン全体への波及やデジタル技術の活用は書かれていない。
産業構造の転換や成長分野への進出についての記述はなく、わずかに新たな製法の導入がうかがえる程度である。
福島県石川町に立地する地元メーカーとして、地域の除染事業に応える役割が書かれているが、雇用創出などの記述はない。
除染用フレコンの需要がある限り、設備をフル稼働させて生産と供給を図り、社会に貢献していく方針である。ウルトラ加工はコストアップ要因となるため、従前の仕様でも優れた気密性が得られることから、技術的な検証をもって完了としている。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金を活用し、金型製造用としてマシニングセンター(MC)と、MCの加工プロ…
効果:金型内製化率 30%→60%
既存のマシニングセンター1台を改造し、主軸の最高回転速度を毎分2万回転から毎分8万回転に高性能化した。
効果:主軸の最高回転速度 20,000回転/分→80,000回転/分