ものづくり補助金平成24年度茨城県

浮遊固形物回転式回収分離システムの開発

株式会社ワールドケミカル

この事例のポイント

  • 廃水処理場に浮遊する固形物を連続して回収する手段がなかった。
  • 廃水中の浮遊物を効率的に回収するため、従来の浮上油回収機を元に改良し、外周を渦巻き状の羽根形状とし、浮遊物をかき寄せると同時に壊しながら中央の水中ポンプに吸い込ませて連続回収する…
  • 新たに開発した回転式の羽根のシステムにより、波や液面の変化に対応しながら浮遊固形物を連続回収し、同時に効率的な水分分離を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ワールドケミカル
所在地茨城県 常総市
業種情報通信機械器具製造業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数68人
資本金5,000万円

事業の背景

株式会社ワールドケミカルは設立以来40年以上、流体機器や環境機器の専門メーカーとして、浮上油回収システムやケミカルポンプを開発・販売してきた。浮上油回収システムの顧客から固形物の回収を依頼されたことをきっかけに、事業の発展も見込めるとして開発に乗り出した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力廃水処理場に浮遊する固形物を連続して回収する手段がなかった。

やったこと

廃水中の浮遊物を効率的に回収するため、従来の浮上油回収機を元に改良し、外周を渦巻き状の羽根形状とし、浮遊物をかき寄せると同時に壊しながら中央の水中ポンプに吸い込ませて連続回収するシステムを考案した。第一次試作機から第5次試作機まで形状や大きさの異なる試作機を作って改良を重ね、吸い込み口の外周にメインとガイドの2つの回転羽根を設置して塊を効率的に壊す方法、波などで変化する水面に対応する仕組み、可動部分の防水機構、水分を効率よく分離して廃棄を容易にする仕組みを考案した。最終試作品では3Dプリンタで最終的な羽根のデザインを確認して金型を作成し、実験用水槽でペットボトルキャップやスーパーボールの吸い込み実験を行い、羽根の回転をなめらかにする改善やポンプ内部の羽根の改良を行った。

新しい製品・サービス:浮遊固形物回転式回収分離システム(デモ機)

事業の効果

新たに開発した回転式の羽根のシステムにより、波や液面の変化に対応しながら浮遊固形物を連続回収し、同時に効率的な水分分離を実現した。目指していた寄せる・吸い込む・分離するという一連の動きを備えたデモ機が完成し、展示会への出展や販売準備に至っている。

今後の展望

限られた水資源を保護する環境製品として、従来にない国際的に通用する製品を目指し、海外への拡大も視野に入れている。

事業者の声

開発主体のメーカーであり、他にはない独自性のあるものを作っていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。