ものづくり補助金平成24年度群馬県

次世代ウエハ450mm対応クリーンロボット移載装置の開発

フェニックスエンジニアリング株式会社

成果ロボットの外形寸法は従来比0.3割増しに収めた

この事例のポイント

  • シリコンウエハの大口径化に伴い、工程間搬送における品質確保が大きな課題となっている。
  • 直径450mm次世代シリコンウエハを対象に、位置決め技術の高度化等を駆使したクリーンロボット移載装置を試作開発した。
  • ロボットの外形寸法は従来比0.3割増しに収めた。アーム材質を従来のセラミックから炭素繊維(CFRP)に変えて形状も工夫した結果、ウエハ中心部のタワミを解消できた。

事業者のプロフィール

事業者名フェニックスエンジニアリング株式会社
所在地群馬県 太田市
業種一般機械器具製造業
技術分野位置決め
従業員数3人
資本金300万円
設立1980年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度シリコンウエハの大口径化に伴い、工程間搬送における品質確保が大きな課題となっている。
  • 品質・精度ウエハサイズが大きくなると自重によるタワミが増加し、搬送時に寸法精度のバラつきが発生する。
  • 品質・精度専用キャリア(FOUP)の大型化により、その寸法精度にバラつきが発生する。

やったこと

直径450mm次世代シリコンウエハを対象に、位置決め技術の高度化等を駆使したクリーンロボット移載装置を試作開発した。ロボットの外形寸法は、ウエハの大口径化に対して3~4割の増加にとどめることを目標とした。ウエハの自重によるタワミについては、当初はロボットアーム下部からエアーを吐出する機構で解決する案を検討した。キャリアの寸法バラつきに対しては、キャリア内の電子タグ(RFID)情報を読み取り動作位置を自動補正するシステムを目指した。

新しい製品・サービス:直径450mm対応クリーンロボット移載装置

事業の効果

  • ロボットの外形寸法は従来比0.3割増しに収めた

アーム材質を従来のセラミックから炭素繊維(CFRP)に変えて形状も工夫した結果、ウエハ中心部のタワミを解消できた。高精度マッピング機能を用いた位置決め補正案を採用し、群馬産業技術センターと共同でロボット側の動作精度の許容範囲を決定した。完成した装置は位置決め精度と静下性が問題ないレベルに達し、外形寸法も従来比0.3割増しに収まった。

今後の展望

開発した装置のユーザーは半導体分野、ロボット分野、装置メーカーを想定しており、市場規模は国内で4億円程度、海外を含めると100億円規模と見込まれる。今後は既存ユーザーへの営業活動を行い、試作装置の評価を受けながら本格的な事業化につなげたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。