金型資産のデータベース化により海外企業との差別化をはかり海外市場に販路拡大
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
株式会社信濃工業
成果異物を感知して機械が停止するまでの時間 0.1秒→0.05秒
| 事業者名 | 株式会社信濃工業 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 東京都葛飾区 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
昭和36年創業の当社は、発注元の要望により産業用機械の設計から製作までを請け負う受注生産を主業務としている。搬送システムや省力化自動装置、試験装置、検査装置など工場のFAに関連する装置の開発を得意とし、発注元からは大きな信頼を得ている。一方で、技術力を証明できる自社製品がないことから、平成22年に危険回避用カラーサーチシステムの1号機の開発に着手していた。
抱えていた課題
やったこと
2号機の開発では、異物を感知して機械が停止するまでの時間を0.1秒から0.05秒に改良した。操作画面を持つアプリケーションを開発し、誰もが直感的に正しく使えるインターフェイスを整えた。実用化にあたっては社内テストだけでなく、ユーザーにも協力を仰いで念入りな動作テストを行った。試作機の完成以降も搭載機能を増やし、警報だけを出す領域と機械を止める領域の2段階を設定できるようにした。さらに、高さを判別するための感知センサーを別につけられるようにした。作業者の手の色を画像で取り込んでおき、手と同じ色の危険領域への侵入を検出する仕組みを具現化した。
| ソフト | 操作画面アプリケーション |
|---|
新しい製品・サービス:危険回避用カラーサーチシステム「CSSセーフティーロガー」2号機
異物を感知して機械が停止するまでの時間が0.1秒から0.05秒に短縮され、危険な挟まれ・巻き込まれ事故を防ぎやすくなった。画像処理とセンサーの両方で作業を見守れる点が高く評価され、既存業務では新規取引が難しかった大手素材メーカー数社に導入された。止まった瞬間の画像や1,000枚の画像を保存できる機能は、熟練工の作業手順を撮影して新人教育に活用されるという副産物も生んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
受注生産中心の事業から自社製品化を模索し、2010年の1号機開発に着手したとあり、過去の取組との連続性がうかがえる。
他社センサー式との差別化点(手の色を画像で取り込み検出)が示されるが、市場動向や自社の強み弱みの定量的な分析は書かれていない。
製品化の課題として認知度向上が挙げられ、停止までの時間を0.1秒から0.05秒に改良した点は示されるが、事業計画の具体は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
社内テストやユーザー協力による動作テスト、営業活動の初挑戦など体制の一端は読み取れるが、人材や事務処理体制の記述は薄い。
画像とセンサーの両方で監視でき、大手素材メーカー数社に導入されたという顧客面の裏付けと選ばれる理由が示されている。
今後の改良予定(サーモグラフィ搭載等)は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
画像処理で手の色を検知する機能は他社の単純な式とは異なる高付加価値な安全装置として示され、一般的な普及度は低いと読める。
工場の挟まれ・巻き込まれ事故防止という社会的意義は読めるが、経済波及や雇用創出の具体的数字は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
画像処理による作業監視と熟練工の作業手順の撮影・新人教育への活用が示され、デジタル技術の活用は読み取れるが波及効果は限定的。
工場の安全装置を通じて製造現場の安全性を高める点はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
製品の認知度を上げていくことが今後の課題である。多くの顧客の意見を聞き要望に応えていくという新たな挑戦を続けており、サーモグラフィを搭載してモーターの異常加熱を検知する機能などの改良も構想している。
安全補助装置を開発するノウハウはありませんでした。しかし、かえってよかったと思います。7年という年月はかかりましたが、従来にはない発想と工夫を盛り込み、そしてユーザーの方が必要とされていることに向き合って、ここまで開発してきました。これからはサーモグラフィを搭載してモーターの異常加熱を検知する機能等、より良い製品になるよう改良していきたいです。
公式の事例集より(原文のまま)
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
マテリアルリサイクル用途に対応するため、新型ペレット成形装置の試作開発に取り組んだ。
大型機と同じ機構で同等の分級性能を持つ小型のラボ用分級機を開発し、2機の試作機を完成させた。