回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社エーアイテック
成果ECU低高温検査装置の省エネを30%図る
| 事業者名 | 株式会社エーアイテック |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 松本市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境,測定計測,立体造形 |
| 従業員数 | 65人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1986年 |
株式会社エーアイテックは1986年に冷凍機メーカー出身の大林頼彦社長が創業し、半導体関連向けの電子部品製造自動化設備の開発・製造を手がけてきた。ICをマイナス40度で検査する需要を受けて自社開発の冷凍機を組み合わせた車載用電子制御機器の低高温検査装置を開発し、自動車関連メーカーに導入された。現在はこの製品が当社売上げの半分を占める主力製品に成長している。
抱えていた課題
やったこと
熱流体シミュレーションソフトを導入し、3名を対象にトレーニングを行った。実際の装置をモデルとしたシミュレーションを実施し、実際の装置で温度を測定してシミュレーション結果と比較した。3Dプリンタでサンプルを作成した。低高温検査装置用省エネ型冷熱風発生機(CO2ヒートポンプ)を開発し、装置内の冷温風の流れをシミュレーションするシステムを導入した。
| 検査測定 | 解析用ワークステーション |
|---|---|
| ソフト | 熱流体シミュレーションソフト |
| その他 | 3Dプリンタ |
| 加工機 | 低高温検査装置用省エネ型冷熱風発生機(CO2ヒートポンプ) |
新しい製品・サービス:低高温検査装置用省エネ型冷熱風発生機(CO2ヒートポンプ)
熱流体シミュレーションの導入により、装置内の冷温風の流れを解析できる体制が整い、設計や製造部門、顧客へのプレゼンテーションにも効果が出ている。ECU低高温検査装置の省エネと小型化による競争力向上が見込まれる。またシミュレーションを中核技術の強化や人材育成に活かす方針である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1986年創業以来、冷凍機と検査装置の開発を続け、低高温検査装置が現在の売上の半分を占める主力製品に成長したと書かれている。
FA機器と冷凍機の両方を得意とするメーカーは稀有で、それが大きなアドバンテージだと具体的に述べられている。
装置の省エネ30%、小型化10%という目標があり、熱流体シミュレーション導入で課題に対処する方針が書かれている。
省エネ30%、小型化10%という数値目標が示されており、実現に向けた取組内容も記載されている。
技術者全員が3次元CADを使いこなし、3名を対象にトレーニングを行ったと書かれている。
自動車メーカーの電子基板の品質保証ニーズに応える検査装置だと説明され、導入先も記載されている。
シミュレーション導入、実機測定との比較、3Dプリンタでのサンプル作成という手順が成果欄に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
低高温検査装置は自動車用電子基板向けの専門装置で、他社が少ない分野であることが文章から読み取れる。
自動車部品の信頼性確保に関わる検査装置であることはうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の記述は薄い。
省エネ率などの目標はあるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
CAE、3次元CAD、IoTによる冷媒管理の検討など、デジタル技術の活用が具体的に書かれている。
省エネ・環境技術の分野に関わることがうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
松本市の企業であることは書かれているが、地域の特性を活かした事業としての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
流体解析ソフトは今後大きな武器になる
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm