多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
藤沢工業株式会社
成果生産性 100%→130%
| 事業者名 | 藤沢工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 岐阜市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 設立 | 1953年 |
藤沢工業は1953年に溶接加工工場として創業し、1983年から折りたたみパイプ椅子の製造販売を始めた。1990年代に生産・仕入れの拠点を海外に移し、幅広い製品を扱うオフィス家具メーカーへと成長した。現在は国内大手オフィス家具メーカーへのOEM供給に加え、自社ブランド「TOKIO」の製品も展開しているが、主力のパイプ椅子は国内自社工場で一貫生産を維持している。
抱えていた課題
やったこと
パイプ椅子フレームに適したロボット溶接機を選定するため、ビードの外観、金属の溶け込みの良さ、スパッタ付着の少なさを基準に候補を絞った。品質管理担当者と生産管理担当者がロボット溶接機メーカーの工場に出向き、フレームを試作した上で導入機種を決めた。機械は岐阜市日野の本社工場に設置し、OEM製品の高価格帯パイプ椅子で試作・検証を繰り返した。あわせて、フレームを180度回転させ2カ所のテーブルで溶接できる2軸回転治具を活用し、作業オペレーションの効率性と品質面を確認した。
新しい製品・サービス:ロボット溶接機を用いて製造するパイプ椅子(2014年9月から量産開始)
新しいロボット溶接機の導入により、ビードの仕上がりが安定し、スパッタの付着も大幅に減って、当該製品の美観品質が向上した。スパッタ除去作業の時間と負担も軽減され、手待ちや滞留もなくなった。作業者はポジションに留まったまま、フレームの位置決めから溶接後の良・不良品の判定、振り分けまでを行えるようになり、溶接工程の人員は2人から1人に減った。生産可能数の増加で高品質な製品をタイムリーに供給でき、OEM元との信頼関係の深化にもつながった。
今後は本事業で得た技術的知見を他製品へ横展開したい考えである。品質とコストパフォーマンスに優れた意匠性の高いオリジナルパイプ椅子の企画開発に力を入れ、販路拡大と国内自社生産の維持・強化に努める方針である。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%