羽根せん断機能とミル機能とを一体化した微細化装置の試作・開発
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。
第一工業株式会社
| 事業者名 | 第一工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 鍛造 |
| 資本金 | 2億円 |
| 設立 | 1948年 |
昭和21年に浜松市で機械工具・ネジ類の販売を個人で創業し、昭和23年9月に第一工業株式会社を設立した。現在は自動車部品・ネジ・学校家具の3事業を柱とし、ネジは切削加工によるネジ製作を行い、ボルト・ナット等の販売・製造ネットワークを全国に構築している。自動車部品では二輪・四輪向けのステアリングサポート、シートフレーム、ペダル&ブレーキ等を製造している。
抱えていた課題
やったこと
安定価格の鉄製で、高いトルクにも負けない樹脂用アウトサートナットの開発を目指した。締付けたときの高いトルクを一部に集中させないよう力を分散させる形状の設計と、そのナットの加工工程を設計した。FEMシミュレーションを活用して、トルク性能と品質を確保した形状の加工条件を解析し、そのノウハウで金型を設計・製作した。試作では特殊形状の安定的な製造条件を確認し、使用条件や寸法評価、機能評価を行って製品化した。
| 金型 | ナット製造用金型 |
|---|---|
| ソフト | FEMシミュレーションソフト |
新しい製品・サービス:高トルク対応型アウトサートナット
形状設計・工程設計からFEMシミュレーションを活用し、製品のトルク性能と難しい加工条件を両立させて製品化できた。製品化では材料・鍛造上の問題点や試作で見つかった問題点をFEM解析にフィードバックし、機能向上と安定的な加工条件を造り込めた。樹脂との供廻りを抑えて高い締付力に耐えるナットとその製造方法について特許を出願した。展示会に出展して新たなニーズを開拓し、高トルクに耐えるナットの強度が多方面から評価され、自動車業界以外からも引き合いがあるという。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ネジ製作から自動車部品・特殊加工へ広がった経緯は読めるが、本事業を経営戦略上どう位置付けたかは明記されていない。
自動車部品の樹脂化という外部動向と、ネジ・プレス溶接技術という自社の強みへの言及はあるが、競争優位の説明は薄い。
樹脂を壊さない形状が鍛造では造りにくい、ねじ変形が品質課題という課題認識が具体的に書かれ、解決策も示されている。
高トルク対応という技術目標はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は公開されていない。
平成24年に研究開発棟を新設し、開発課長が担当するとあるが、体制の詳細や事務処理能力は書かれていない。
自動車部品の樹脂化による高トルクナットの需要が背景として示され、展示会での評価や引き合いも書かれている。
形状設計からFEM解析、試作、金型製作、特許出願、展示会披露まで段階的な進め方が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
樹脂用の高トルク対応アウトサートナットは、同分野で高付加価値化を図るものとして、他業界からの引き合いがあると記されている。
自動車の軽量化や次世代自動車の普及といった社会的背景はうかがえるが、雇用創出や波及効果は書かれていない。
特許出願や展示会出展の成果はあるが、補助金額に対する費用対効果を示す数値は書かれていない。
FEMシミュレーションを活用した設計は先端技術だが、サプライチェーン全体への貢献や新ビジネスモデルは書かれていない。
次世代自動車の普及という成長分野への対応がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとは明記されていない。
浜松・磐田の地域企業であることはわかるが、地域経済の牽引や雇用創出については書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
全国展開に向け、展示会で開発品を披露している。
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
若月教授が発明したリチウムタンタレート単結晶を使ったすべり波振動子による振動粘度計を商品化した上で、新しいプローブ式電圧振動子を開発した。