ものづくり補助金平成25年度製造業北海道

フィールドデータ伝送システム用 農業ITセンサー及びソフトウェアの開発

株式会社みどり工学研究所

この事例のポイント

  • 水田や畑の水位・降雨量・温度などの状況を、人が作業していない夜間も含めて継続的に把握する手段が十分でなかった。
  • 水稲の高温障害回避を目的に、農業専用のセンサーを開発した。
  • センサーで測定したフィールドデータをクラウドに自動伝送し、PCやタブレットで国内外どこからでも簡単に確認できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社みどり工学研究所
所在地北海道 札幌市
業種業務用機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数6人
資本金1,000万円
設立2004年

事業の背景

北海道の耕地面積は約115万haで全国の25%を占め、水や気候条件の管理が重要とされている。同社は以前、農業土木の建設コンサルタントとして公共事業の調査・設計・解析を行っており、河川管理や農業用監視のテレメーターシステムも手掛けてきた。当時はデータを集積・解析する機器がなく、データの重要性が十分に認識されていなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力水田や畑の水位・降雨量・温度などの状況を、人が作業していない夜間も含めて継続的に把握する手段が十分でなかった。
  • 人手・技能現場の状況を把握するために人が出向く必要があり、継続的なフィールドデータの監視に手間がかかっていた。

やったこと

水稲の高温障害回避を目的に、農業専用のセンサーを開発した。センサーが測定したフィールドデータを携帯電話回線網で自動的にクラウドサーバーへ伝送して保存し、インターネット経由でPCやタブレットから国内外どこからでも確認できるようにした。電源は太陽電池とバッテリーを搭載し、どのような場所でも稼働できるようにした。これらを支えるソフトウェアとしてSESAMEを構築した。省メンテナンスでシンプルな構成とし、ダムや水田、原野など幅広い場所に対応するラインナップとした。

  • 検査測定フィールドデータ伝送システム用農業ITセンサー
  • ソフトSESAMEソフトウェア

新しい製品・サービス:水稲の高温障害回避のための「フィールドデータ伝送システム用農業ITセンサー」およびソフトウェア「SESAME」

事業の効果

センサーで測定したフィールドデータをクラウドに自動伝送し、PCやタブレットで国内外どこからでも簡単に確認できるようになった。省メンテナンスで汎用性が高く、水田のほかダムや堀などの水位・降雨量・温度の把握にも活用が期待される。国際協力機構(JICA)の支援事業としてインドネシアでの普及・実証事業に参画することになり、泥炭・森林火災の危険度を地下水位の監視から判断して火災発生を抑制できる見込みである。

今後の展望

インドネシアで同社の地下水位監視システムを標準とし、集積したデータをデータベース化して同システムの形式を業界標準にすることを目指している。

事業者の声

相手は水田ですので、24時間そことにあるわけですから。そう考えると人が作業をしていない夜も大事なんですね。そんな時に大雨が降っても、状況が数値で表れるんですよ

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。