部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
石川樹脂工業株式会社
成果2018年12月の発売から3ヵ月で70万円を売り上げた。
| 事業者名 | 石川樹脂工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 加賀市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 94人 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 設立 | 1965年 |
弊社は高付加価値製品の開発に積極的に取り組んでいた。複合素材製品(複数の素材を組み合わせた製品)には市場に高いニーズがあることが分かっていたが、既存の生産設備では不良率が高く、市場ニーズを満たすことが難しかった。また、高付加価値製品は少量多品種となる傾向が高く、その生産管理の手間がコストとなっていた。
抱えていた課題
やったこと
新規に多色射出成形機を導入し、複合素材製品の試作開発を行った。また、IoTによる生産管理の見える化およびAIによる生産計画作成・モニタリング体制を構築した。成形機から生産実績や成形条件の自動収集を開始した。
| 加工機 | 多色射出成形機 |
|---|---|
| ソフト | IoTによる生産管理の見える化システム |
| ソフト | AIによる生産計画作成・モニタリングシステム |
新しい製品・サービス:複合素材製品(樹脂製食器など)
新規の多色射出成形機導入により複合素材製品の不良率が大幅に低下した。IoTによる生産管理の見える化とAIによる生産計画作成・モニタリングにより、従来より高精度かつ長期的に生産計画を把握できるようになり、納期回答率が改善した。成形機からの生産実績や成形条件の自動収集も始まり、高品質製品の安定供給体制が整った。複合素材製品は製品化され、発売後3ヵ月で70万円を売り上げ、展示会でも多くの引合いを得て重要な商品の一つになっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の成形技術を活かした新素材・異形成形への取組と書かれており、過去からの一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
市場に高いニーズがある複合素材製品に言及するが、競合状況や自社の強み弱みの具体的な比較は書かれていない。
既存設備の不良率が高く市場ニーズを満たせない課題を認識し、多色射出成形機導入と生産管理の見える化で対応したと読み取れる。
付加価値額や賃上げの目標数値は書かれていないが、納期回答率の改善という定性的な成果のみ記載がある。
IoTやAI導入の内容は書かれているが、事業を遂行する人材や事務体制についての記述はほぼ見当たらない。
複合素材製品が2018年12月発売から3ヵ月で70万円、クラウドファンディングで140万円と売上実績と顧客の反応が示されている。
新規設備導入、IoT見える化、AI計画作成と段階的な取組の流れは示されるが、中長期の遂行スケジュールは明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
複合素材製品は高付加価値製品として位置付けられ、市場に高いニーズがあると書かれており、一般的な普及度の低い分野とうかがえる。
成長分野への安定供給という目的は書かれるが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由の具体的記述は少ない。
不良率の大幅低下や納期回答率の改善が書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
IoTによる生産管理の見える化やAIによる生産計画作成を導入したと書かれ、デジタル活用は読み取れるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は薄い。
成長分野への進出が目的と書かれるが、日本経済の構造転換に資するという記述は明示されていない。
加賀市の地域企業であることは示されるが、地域の特性を活かして雇用や経済成長を牽引するという記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
プラスチックは環境に悪いイメージがありますが、弊社は、使い捨てプラスチックとは一線を画し、美しく永く使い続けられる付加価値の高いプラスチック製品を市場に提供し、《素材で世界を変える》企業でありたいと願っています。
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。