ものづくり補助金平成25年度製造業青森県

販路先ニーズに応える新選別技術の導入及び効率的製造ラインの構築事業

有限会社マルゲン水産

成果作業時間 60分→30分

この事例のポイント

  • 手作業による選別では作業時間の短縮と鮮度の確保が難しい。
  • 手作業中心から機械中心の製造ラインへ転換するため、イカ・サバなどの魚類の種類や大きさを考慮して機械設備を選定し発注した。
  • 作業時間 60分→30分。重量選別機により自動で選別できるようになり、作業時間は半減し、作業人数も減った。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社マルゲン水産
所在地青森県 八戸市
業種食料品製造業
従業員数22人
資本金300万円
設立1989年

事業の背景

当社は八戸前沖さばを中心に、八戸港で水揚げされるタラ、ブリ、ヒラメなどの鮮魚の仕入れと出荷をおこなう産地仲買業者である。高鮮度な鮮魚のみを扱うことにこだわり、仕入れ段階でも鮮魚の見極めに注力している。鮮魚の価値は鮮度で決まるため、仲買業者は早く多く各地の市場や加工業者へ供給する必要がある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手作業による選別では作業時間の短縮と鮮度の確保が難しい。
  • 品質・精度箱単位での重さが重視されるため、サイズの均一化が困難である。
  • 納期・工程効率的な製造ラインを構築しなければならない。

やったこと

手作業中心から機械中心の製造ラインへ転換するため、イカ・サバなどの魚類の種類や大きさを考慮して機械設備を選定し発注した。人魚類自動選別機は処理能力とサイズ等を、ステンレス製回転機は仕様を検討して発注した。製造ラインに必要なステンレス製作業台や仕切り板も機械設備に合うよう発注した。重量選別機を導入し、100gから1kgまでで設定した6種類の重量に対して自動で選別できるようにした。ステンレス製回転機は1トンタンクから作業台へ鮮魚を自動で移動させる機械として活用している。

事業の効果

  • 作業時間 60分→30分
  • 作業人数 5人→1人

重量選別機により自動で選別できるようになり、作業時間は半減し、作業人数も減った。ステンレス製回転機により鮮魚の移動が自動化され、作業員の腰痛など身体的負担が軽減された。出荷までの作業スピードが向上し、県外の市場へも自信を持って出荷できるようになり出荷量も増えた。導入前より細かなサイズ選別が可能になり、販売先でのロスの減少や陳列時間の短縮につながっている。

今後の展望

機械導入で作業時間が短縮され、鮮度や出荷量で同業他社に優位に立てる。細かな選別を武器に、キズものやサイズの小さいものも活用して居酒屋や観光地などで販売できる加工品の販売にも手を広げ、ネット等を中心に販売していきたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。