ソーラーシェアリングでの太陽電池を太陽に追尾させる装置の開発
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
加美電子工業株式会社
成果塗装距離 150mm→30mm
| 事業者名 | 加美電子工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 加美郡加美町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,表面処理 |
| 従業員数 | 110人 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 設立 | 1970年 |
近年、大気汚染の原因物質であるVOC(揮発性有機化合物)が問題視されている。塗料を薄める有機溶剤を多量に使う塗装業界はVOC総排出量の3割を占めるとされ、業界全体で削減に取り組んでいる。同社は水系塗装工場の導入などで早くからVOC削減に努めてきたが、コスト面の負担が課題となっていた。そこで有機溶剤の代わりに超臨界状態のCO2で希釈する技術に平成18年から取り組み、世界で初めて超臨界CO2塗装技術を完成させた。
抱えていた課題
やったこと
約50μmの穴から吐出した液体を外部振動エネルギーで液滴化する「振動による液滴吐出ヘッド」を試作した。また、固定円板部にφ300μm、その円周にφ100μmの吐出穴を設け、回転中に穴の位置が合ったところで液滴化させる「回転スリット板による液滴吐出ヘッド」を試作した。これら独自に開発した試作ヘッドの実証試験を繰り返し、最終的には超臨界状態で高圧吐出を試験した。その結果を踏まえ、最適な方式を選定して完成を目指した。
新しい製品・サービス:高塗着効率塗装ヘッド(振動による液滴吐出ヘッド、回転スリット板による液滴吐出ヘッド)
振動による液滴吐出ヘッドでは、塗装距離を従来のスプレーの150mmから30mmまで近づけられ、オーバーミストを減らせることを確認した。これにより塗着効率の大幅な改善につながることが分かった。一方、液滴化できているのは吐出圧力1MPa程度までで、最終目標の8MPa程度の高圧条件下では改善が必要という結果となった。回転スリット板によるヘッドは液滴吐出は確認できたが、高圧高回転下で可動部から液体が漏れないようシールすることに難航した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成18年から超臨界CO2塗装技術を開発し、世界初の完成に至った経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
VOC削減への規制強化や取引先の指定に触れ、独自開発の試作ヘッドや既存商品「加美グリーンE・CO50」など強みも示される。
有機溶剤のコスト負担という課題が示され、新ヘッドで環境負荷とコストを低減する方向性が書かれている。数値目標は乏しい。
塗装距離150mmから30mmへの改善や吐出圧力1MPa程度といった数値はあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
試作ヘッドの実証試験や補助事業の活用は書かれるが、人材や事務体制についての記述はない。
小物部品へ高効率で塗装できる点や、VOC削減とコスト低減という顧客価値が書かれている。
回転スリット板ではシール課題が難航し、振動方式を先行させ平成28年度中の完成を目指すと課題対応が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
世界初の超臨界CO2塗装技術で、従来の有機溶剤塗装から大幅な排出量削減を実現するという高付加価値の位置づけが示される。
VOC削減という業界全体の課題や地元雇用への貢献、グローバル展開の期待が書かれている。
排出量3分の1の削減や塗料使用量の低減が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
超臨界CO2塗装は工場や発電所の排出CO2を利用する環境技術として書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの言及は薄い。
VOC規制強化で市場成長が見込まれる分野への進出であることが、ヨーロッパの動向とともに書かれている。
宮城県加美町での事業立地と地元雇用への貢献が書かれ、地域の経済成長への寄与が示される。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
補助事業終了後も新しい塗装ヘッドの開発を続けており、完成すれば使用する塗料も減らせるため、さらなる環境負荷とコストの低減が実現する見込みである。VOC排出量の規制はヨーロッパではすでに強化されており、日本でも同様の動きが予想される。当社が開発した超臨界CO2塗装は従来に比べて排出量を3分の1に削減でき、グローバル展開のチャンスと期待している。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
ステンレス材を二本分の長さでロール加工し、淵を溶接して円柱型に加工する。
効果:内瓶の作業時間(金型取付+中間品成形) 85分→27分