自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
バイスリープロジェクツ株式会社
成果1視野の撮影時間 4秒→0.5秒
| 事業者名 | バイスリープロジェクツ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,測定計測 |
独自技術である外観検査法「スリットシフトMinMax法(SSMM法)」は、塗装品やめっき品のブツ・ヘコ等の欠陥検出に有効だったが、カメラや画像処理での鏡面体の表面検査は一般的に難しく、今まで自動化されてこなかった。川下企業の要求する検査タクトを満たせないことが課題だった。
抱えていた課題
やったこと
LCD表示器に表示されたスリットが検査対象物の表面をシフトしながら移動する様子をカメラで撮影する方式について、LCD表示器によるスリットのシフトと撮影を高速化する方法と、スリットを固定して検査対象物を移動しながら撮影する方法の2法を検証した。液晶コントロールCPUボードを使い、照明の更新タイミングに合わせてカメラに撮影トリガー信号を入力してLCD表示器とカメラを同期させ、カメラをUSB3.0タイプに変更した。また3次元コンピュータグラフィックスソフトをシミュレーターとして使い、複数台のカメラで反射率の高いめっき品を撮影した場合の検査範囲を検討し、検査領域を150%に拡大して検査タクトを3分の2に減らせるかを検証した。
| その他 | 液晶コントロールCPUボード |
|---|---|
| 検査測定 | USB3.0タイプのカメラ |
| ソフト | 3次元コンピュータグラフィックスソフト |
新しい製品・サービス:表面欠陥検査用同期式光学ヘッド(スリットシフトMinMax法評価キット)
1視野の撮影時間が約0.5秒に短縮され、わずか0.5秒で表面の欠陥を検出できるようになった。検査領域を150%以上に拡大しても検査タクトを3分の2以下に短縮できる見込みが示された。同期式光学ヘッドおよび照射パターン、SSMM法に関する成果は実用新案として申請・登録された。評価キットは自動車外装や塗装・めっき製品のメーカーなどに販売され、歯科用品や眼内レンズなど医療系メーカーやピアノ塗装業者からもオファーがあった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成24年度ものづくり補助事業に採択されたSSMM法の延長で開発したとあり、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
鏡面体の表面検査は一般に難しいという外部環境と独自のSSMM法の強みが書かれるが、市場規模や競合との比較は示されていない。
川下企業の検査タクト要求を満たせない課題を認識し、検査領域150%拡大で検査タクトを3分の2に短縮する具体策が書かれている。
1視野の撮影時間を4秒から約0.5秒に短縮した実績と検査タクト3分の2の見込みはあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
開発や販売の体制、人材や事務処理能力についての記述はほぼなく、わずかにうかがえる程度である。
自動車外装や塗装・めっき、歯科用品・眼内レンズなど顧客ターゲットと、評価キットの汎用性、オファーの多さが具体的に書かれている。
評価キットの販売、展示会や広告による宣伝、装置メーカーとのライセンス契約など今後の進め方は示されるが、スケジュールは明確でない。
公開されている事例からは読み取れません。
従来は自動化されてこなかった鏡面体の表面検査を対象とし、高付加価値の検査法として製品化した点が具体的に書かれている。
各業界から注目される検査技術とあるが、国が補助する経済波及や雇用創出の理由は書かれていない。
撮影時間を約0.5秒に短縮し検査タクトを3分の2にできる効果は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
ロボットに画像処理ソフトを組み込んだ工場ライン向け検査ユニットを追加開発した点があるが、サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
表面検査を目視から自動化する業界ニーズが多いと書かれ、わずかに成長分野への進出がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
評価キットを多様な市場に向けてPRし、表面検査を目視から自動化したい業界の課題解決に取り組む。装置メーカーとのライセンス契約によるロボット搭載型の工場ライン向け検査ユニットも追加開発されており、さらなる展開が期待されている。
今回の開発で非常に良い結果が出せたので、製品化して展示会で発表したところ、各企業様からのオファーをはじめ、専門誌「画像ラボ」に寄稿を依頼されるなど非常に大きな反響をいただきました。
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分