新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社 石孫本店
| 事業者名 | 有限会社 石孫本店 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 湯沢市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ,製造環境 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 960万円 |
| 設立 | 1855年 |
当社は幕末から続く醤油・味噌の醸造販売元で、全国でも数少ない「家付き酵母」を用いた独自の発酵技術で製造している。古い蔵がなければ発酵されないという特有の製造環境を経営資源としている。醸造には純度の高い大量の地下水が不可欠で、製造のほか道具や現場の清掃など様々な場面で大量に使用している。
抱えていた課題
やったこと
地下水汲み上げ装置を導入して地下水を安定的に汲み上げられるようにした。あわせて除鉄・除マンガン装置を導入し、鉄分とマンガンを除いて良質な仕込み用水にした。さらに自動受水装置を導入し、水の使用が一箇所に限られていた非効率な状態を改善した。
| その他 | 地下水汲み上げ装置 |
|---|---|
| その他 | 除鉄・除マンガン装置 |
| その他 | 自動受水装置 |
新しい製品・サービス:家付き酵母を使用した低塩玄米味噌「金の蔵」(高機能玄米「金のいぶき」を使用)
高純度の地下水を安定的に確保でき、鉄およびマンガンの数値が大幅に下がり、金属臭や味も満足のいく結果となって仕込み用水として最適な水を確保できた。水垢や鉄錆によるパイプ詰まりやボイラーの不具合もなくなり、効率的で安定した製造環境になった。製造環境が安定して雑菌繁殖の心配がなくなったことで仕込みの塩分を抑えられ、低塩玄米味噌「金の蔵」を新たに開発できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
安政2年創業の伝統的な家付き酵母の醸造を経営資源とし、旧式の汲み上げ装置の能力不足を課題として明確に設定している。
同業者が真似できない独自技術が強みとして書かれているが、市場動向や競争環境の記述は見当たらず、比較の具体性が薄い。
地下水の鉄・マンガン除去で新商品『金の蔵』を開発し、大手百貨店での取扱いが決まったと成果を具体的に示している。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は示されておらず、わずかに新商品の販路拡大計画がうかがえるにとどまる。
体制や人材、事務処理能力についての記述は見当たらず、従業員8人の規模が書かれているのみである。
低塩玄米味噌『金の蔵』の特徴や百貨店取扱いは書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後の展開として販路拡大や提案営業が挙げられているが、スケジュールや課題解決の方法は詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
家付き酵母による独自製法と低塩玄米味噌の開発が書かれているが、分野内での高付加価値化の水準は数値で示されていない。
地下水の安定確保が製造環境の改善につながると述べられ、地域への波及効果は直接書かれていないがわずかにうかがえる。
投資額や費用対効果の数値は示されていないが、水垢や不具合の解消など効率化の効果が定性的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
伝統製法の継承や見学者の受け入れが書かれ、地域の特性を活かした事業であることは読み取れるが、雇用や経済成長への効果は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新商品「金の蔵」は平成29年3月から大手百貨店での取扱いが決まっており、新商品の販売拡大と既存商品の提案営業を進める。既存商品を和食以外にも使ってもらうよう提案し販路を広げる。昔ながらの道具・製法を守る伝統製法の継承にも力を注いでいく。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg