回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社蔵王ミート
成果生菌検査時間 2,880分→1分
| 事業者名 | 株式会社蔵王ミート |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 上山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 90人 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 設立 | 1974年 |
食肉の未加熱商品を加工する前には、原料の食肉が衛生的かを仕入れ時に検査する必要がある。従来の検査はシャーレで菌を培養する方法で48時間を要していた。ハンバーグは一番美味しい直火焼きにこだわって製造しているが、工程に時間がかかり、作業員の負担と品質の均一化が課題になっていた。
抱えていた課題
やったこと
食肉の生菌数を可視化する装置を導入した。この装置は研究開発段階だったため、当社の検査結果をサンプルとして提供するなどして開発に協力し、大学の教授と共同で世界初の装置を作り上げた。原料を入れると約1分で衛生基準に対する合格・不合格が画面に表示される。牛肉・豚肉・鶏肉で装置の調整が必要な点は、精度を高める研究開発を進めている。ハンバーグの焼成ラインでは、コンピュータとロボットによる自動化装置を導入し、熱い状態で出てくる製品の搬送段階まで全自動化した。
| 検査測定 | 食肉生菌数可視化装置 |
|---|---|
| ロボット | ハンバーグ自動化装置 |
新しい製品・サービス:世界初の食肉生菌数可視化装置
生菌数可視化装置の導入で検査時間が48時間から約1分に短縮され、加工までの時間が減って生産性が大きく向上した。10検体の確認が瞬時に表示されるため、不安のある部位も検査でき、より安全な原料を使えるようになった。ハンバーグの焼成ラインを自動化したことで製品の精度と生産効率が上がり、7名で行っていた作業が3名で可能になった。浮いた人員を他の生産ラインに振り向けたことで生産コストも抑えられ、他社との差別化と競争力の強化につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の48時間検査の課題を解消するため生菌数可視化装置を導入し、今後も広げる予定と書かれ、事業の流れは読み取れる。
世界初の装置と美味しさへのこだわりが書かれ差別化が示唆されるが、市場動向や自社資源との比較の記述は乏しい。
48時間が約1分に短縮、7名体制が3名になったなど、課題と効果が数字で示され生産性向上の実効性がうかがえる。
48時間から約1分、7名から3名という実績は書かれるが、今後の付加価値額や賃上げの目標値は記載がない。
大学の教授と共同で開発し、社員の作業負担解消を図ったとあるが、補助事業を遂行する体制の詳細は読み取れない。
安全な原料の確認、顧客への安心、糖質オフ商品開発など、価値と顧客への訴求が具体的に書かれている。
今後は精度向上、原因菌の追究、医療分野への進出を目指すと書かれるが、スケジュールや解決方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
世界初の食肉生菌可視化装置とされ、新規性はうかがえるが、普及度や高価格化の具体的数値は示されていない。
食の安全や医療分野への貢献がうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は薄い。
生産コストの抑制と7名から3名への省人化が書かれ費用対効果はうかがえるが、補助金額と付加価値増の数値はない。
大学と共同で世界初の装置を開発し、業界の安全確認に貢献しうる点はうかがえるが、サプライチェーン全体への言及は乏しい。
医療分野への進出を目指すとあり、食品分野の構造転換へのつながりがわずかにうかがえる。
山形県産豚肉の使用や上山市での事業が触れられ、地域の特性を活かす点がわずかにうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生菌数可視化装置の適用をさらに広げる予定である。不合格の際に原因菌を特定する研究を進め、精度を高めていく。糖尿病患者向けに食品で治療を提唱する医師と協力し、糖質オフのハンバーグやビーフシチューを開発して、医療分野への貢献と進出を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm