部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
株式会社河村製作所
成果生産性 1倍→4倍
| 事業者名 | 株式会社河村製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 東海村 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 67人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
同社は自社開発の高精度油圧プレス機を用いて、冷間鍛造で主に自動車部品を製造している。バルブソレノイドは自動車のエンジン制御部品で、可変バルブタイミング機構(VVT)に使われ、需要が年々高まっている。2014年には20万個/月の発注があり、最終的には80万個/月にしたいとの要望があった。
抱えていた課題
やったこと
T6熱処理を施した素材をプレスできる機構を開発した。従来は1個の素材に3回のプレスを行っていたが、金型を4工程にし、装置を4工程4列に改めた。一度に素材16個を同一圧力で均一に挟み、精密かつ正確に搬送できる機構を考案した。寸法測定は接触式変位センサから非接触式変位センサに変更し、素材を動かしながら測定できるようにした。
| 加工機 | 新規自社開発の油圧プレス機(4工程4列) |
|---|---|
| 検査測定 | 非接触式変位センサ |
新しい製品・サービス:T6熱処理後鍛造工法を活用した、4工程4列のバルブソレノイド量産システム
T6熱処理後の素材を変形させずに量産できる機構を開発し、精度を落とさず目標の5倍の生産性を得た。成形時間と測定時間も短縮された。新たな4列の機構は異なる部品の金型も付けられるため、生産速度と精度を保ったまま他部品の製造にも応用できる。VVT搭載車の増加とハイブリッド車・電気自動車の普及により、バルブソレノイドのさらなる需要も見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
冷間鍛造とダイカスト金型の二事業を経営理念のもとで磨いてきたと記載があり、過去の取組との連続性はうかがえる。
自動車部品の需要増を背景に、自社開発の油圧プレス機と非鉄金属製品を強みとして挙げ、競争優位性が具体的に読み取れる。
3工程1列を4工程4列にして生産性を4倍、全体で5倍を目指し、成形時間を9秒から7.2秒、測定を9秒から1.8秒に短縮したと数値で示されている。
目標の5倍の生産性を得たと成果を数値で示し、20万個/月から80万個/月の要望にも言及している。
従業員67名と記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は読み取れない。
顧客に高く評価され増産要求を受けた点、VVT需要の増加など、ニーズの裏付けと選ばれる理由が具体的に書かれている。
4工程4列の機構開発、非接触センサ導入など遂行内容は示されるが、スケジュールや中長期の検証についての記載は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
T6熱処理後の鍛造は他社で困難とされ、高強度部品の高付加価値化に取り組んでいることが具体的に読み取れる。
VVTの普及による自動車部品需要や雇用面への言及はあるが、国が補助する積極的理由の記述は限定的。
切削代や作業時間の削減、生産性の4倍・5倍といった効果が示されており、費用対効果の方向性は読み取れる。
非接触式変位センサの導入は示されるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は読み取れない。
自動車部品以外の分野への進出を見込むとあるが、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車部品以外の分野への進出も見込んでいる。
『革新と改善の積み重ねが会社を強くする』を経営理念に、ダイカスト金型と冷間鍛造の2つの事業で技術力を磨いてきました。お客さまのニーズと期待に応え、高品質な製品・サービスを通して顧客に最高の満足を提供していきたいです
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。