ものづくり補助金平成25年度サービス業(他に分類されないもの)東京都

介護保険適用外のサービス実施

株式会社日本住設サービス

成果顧客数 10件→110件

この事例のポイント

  • 介護保険の対象外となる、利用者ごとに異なる要望に応じたきめ細かなサービスを提供する人材が不足していた。
  • 月1回以上の社内研修を実施し、マネージメント、営業、サービスケアについて指導を行い、スキルの向上や課題の共有を図った。
  • 顧客数 10件→110件。ホームインステッド事業の顧客数は開始当初の10件前後から、板橋区の北側を中心に累計110件程度まで増加した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社日本住設サービス
所在地東京都 板橋区
業種その他の事業サービス業
従業員数12人
資本金1,000万円

事業の背景

当社は30年以上にわたりハウスクリーニング事業と害虫駆除事業を行ってきた。本社のある板橋区は特にご高齢者が多く、介護サービスの需要を感じて介護保険適用外サービス事業を実施することとした。㈱ダスキンの「ダスキンホームインステッド事業」に当社独自のサービスを組み合わせ、話し相手、日常的な家事、買い物などのサービスを提供している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力介護保険の対象外となる、利用者ごとに異なる要望に応じたきめ細かなサービスを提供する人材が不足していた。
  • 人手・技能介護サービスは専門性が求められるため、適切な教育を受けたスタッフの育成が必要だったが、スタッフは10名未満で増員も必要だった。

やったこと

月1回以上の社内研修を実施し、マネージメント、営業、サービスケアについて指導を行い、スキルの向上や課題の共有を図った。様々なニーズに対応するため、10名未満だったスタッフを16名に増員した。介護者の癒しとストレス軽減を目的に、メンタルコミットメントロボット『パロ』を導入し、ホームインステッド高島平ステーションにおいてご高齢者に貸し出すサービスを実施した。パロはアザラシを模したロボットで、センサーにより光や触れ合いを感知し、名前や挨拶、褒め言葉を学習する。

その他メンタルコミットメントロボット『パロ』

新しい製品・サービス:介護保険適用外のサービスとしてロボット『パロ』の貸し出しサービス

事業の効果

  • 顧客数 10件→110件
  • スタッフ数 10名→16名

ホームインステッド事業の顧客数は開始当初の10件前後から、板橋区の北側を中心に累計110件程度まで増加した。定期的な研修によりサービス品質が安定し、地域できめ細かなサービスの評判を得ている。パロの導入により、ご高齢者の精神が安定して攻撃的な言動や徘徊が減り、介護者の負担軽減につながった。今後は個人に応じたサービスを提供し、介護環境の改善と雇用の確保を進める。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    30年以上のハウスクリーニング・害虫駆除事業を基盤に介護事業へ展開したと書かれているが、経営戦略上の位置付けは詳しく述べられていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    板橋区に高齢者が多く介護需要を感じたとあり、ダスキン事業と独自サービスの組み合わせで強みを示すが、競争優位の定量的根拠は乏しい。

  • 課題の認識と解決2

    人材育成の必要性や離職の少なさに触れるが、課題認識と高付加価値化につながる事業計画の具体は書かれていない。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    顧客数が10件前後から累計110件程度へ増えた実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制4

    社内研修を月1回以上実施し、スタッフを10名未満から16名に増員したと具体的に書かれ、体制整備が読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ターゲットは板橋区の高齢者と家族で、要望に応じた家事・見守り等の具体サービスと口コミによる信用が示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後は個人に応じたサービスを提供し雇用を確保するとあるが、スケジュールや課題解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    介護保険適用外の見守りや家事支援で、パロの貸出を組み合わせる点に独自性があるが、高水準の高付加価値化を示す数値はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    高齢化社会で介護需要と雇用増加が見込まれると述べ、雇用確保への言及はあるが波及効果の定量説明はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    メンタルコミットメントロボット『パロ』の導入はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は乏しい。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    高齢化による介護需要拡大という成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及3

    板橋区の地域特性を活かし、地域に根ざした展開と雇用確保を掲げており、地域経済への寄与がうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

高齢化社会において介護サービスの需要は拡大し、介護の雇用増加も求められると考えられる。今後は個人に応じたサービスを提供することにより、介護環境の改善とともに雇用を確保していく。

業種と困りごとが近い成果事例

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自動車整備のプロセス改善と高度化計画

支柱の間隔が広い門型2柱リフトワイドを2式と低床式エアーガレージジャッキを1台導入し、旧型リフト2台と入れ替えた。

効果:タイヤ脱着工程の順番待ち時間 100分/日→15分/日

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。