自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社 旭ウエルテック
| 事業者名 | 株式会社 旭ウエルテック |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 白山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
産業・工作機械分野では、日本は自動車、建機、航空機、医療などの先端分野で使われる高級・中級機の分野で競争力を持ち、精密かつ複雑な形状の加工や複合加工に強みがある。機械の大型化に伴い加工の難しい高精度長尺部品の需要が高まっており、高付加価値な複合大型機械分野に注目していた。当社の主力は産業機械・工作機械部品で、フレーム、ベース、ブラケット等の溶接構造部品を製造している。
抱えていた課題
やったこと
段取り替えなしで2m超のワークを加工できる装置を、従来技術を踏まえて選定し、メーカーと協力して試作開発を行う装置を決めた。メーカーの協力を得て加工装置の製作と据付調整を行い、導入後すぐに試作開発ができるよう長尺ワークの加工ノウハウを蓄積した。安定加工技術の開発では、現状の客先要求精度を安定して実現するために、ワークの押さえ方と加工量の調整を繰り返しながら試作を行い、製造コストにも配慮した条件で技術開発を行った。試作品は石川県工業試験場の協力の下、3次元測定機で平面度、平行度、垂直度を評価した。限界加工技術の開発では、客先要求精度の向上と航空機、建機分野への新規参入に向けて、安定加工技術の試験データを基に改良を加えて加工技術を高度化した。
| 加工機 | 長尺ワーク加工装置 |
|---|
試作品の平面度、平行度、垂直度のすべての項目で、現状の客先要求レベルの安定加工技術と、将来を見据えた限界加工技術の両方の目標を達成した。製造効率は、安定加工技術で従来方法と比べて製作工数を42%、限界加工技術で37%削減した。段取り替えが不要になったことで、限界加工技術を安定加工技術とほぼ同等の製作工数で実現できるようになった。製作工数はコストの大部分を占めるため、機械の大型化による電気コストの増加を加味しても従来より削減できる見込みがついた。また、本事業に関係する部品の受注獲得量は順調に増加している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の2段階加工から段取り替えなしの同時加工へ移す開発目標が示され、部品加工の課題に取り組む方向性は読み取れるが、過去の取組との連続性の説明は薄い。
新規取引先・既存取引先からの受注が順調に増えていると記載があるが、市場動向との比較や強み・弱みの分析は示されていない。
段取り替えが不要になり製作工数が従来比42%・37%削減、限界加工で目標40%とするなど課題と解決策が具体的に示されている。
製作工数比40%(安定加工技術目標)の達成を目指すと数値目標があり、従来比42%・37%削減の実績も示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
メーカーの協力、石川県工業試験場の試験データの活用が記載されているが、社内の人材や体制の具体的な記述は乏しい。
航空機・建機分野への参入や高精度長尺部品の需要増加は述べられているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは概略にとどまる。
治具開発と操作スキル向上による段階的な進め方が示されているが、スケジュールの詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機・建機など高付加価値な高級機分野で、長尺部品の高精度加工に強みを持つと述べられているが、普及度の数値的根拠はない。
自動車・建機・航空機など先端分野の競争力への言及はあるが、経済波及効果や雇用創出についての記載は見られない。
製作工数を42%・37%削減し、部品単価やコストの低減見込みが示されており、費用対効果の一端がうかがえる。
デジタル技術の活用や新しいビジネスモデルの記載は見られず、他社優位性の高い生産技術という表現にとどまる。
高付加価値な複合大型機械分野への注目が示されるが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
白山市に所在する企業であることは書かれているが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は製作工数をさらに短縮するため、段取り性を向上させる治具の開発を進める予定である。治具開発と装置の操作スキル向上により、限界加工技術レベルで製作工数比40%(安定加工技術の目標)を達成することを目指す。今後は取引量の拡大に向けて、これまでの実績を元にPR活動を積極的に行っていく。
旭ウエルテックは材料切断〜溶接〜機械加工〜組立まですべて社内一貫生産することで、お客様の発注・進行管理の手間を削減します。
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分