自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社エイ・エム・シィ
成果放電加工の工数 7日→4日
| 事業者名 | 株式会社エイ・エム・シィ |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 志賀町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
自動車産業では燃費向上のため自動変速機の多段化が進み、国産車の一部高級車には8速ATが既に搭載され、海外では9速、10速への展開が発表されている。こうした流れの中で自動変速機等に使われるヘリカルギヤの部品点数が増えている。当社は冷間鍛造金型、プレス金型、粉末成型金型の製造を得意分野としている。
抱えていた課題
やったこと
放電加工技術を高度化するため、低熱変位構造や高精度回転・割出装置などを取り入れた。これにより、7日かかっていた放電加工の工数を4日に削減した。磨き加工を自動化し、4日かかっていた工数を2日に削減する生産方法を構築した。放電加工時の加工粉を容易に除去できる治具の設計・製作を行った。以上の方法を用いて、工数削減に資する精密ヘリカルギア金型の試作開発を行った。
| 加工機 | 高精度回転・割出装置付き放電加工機 |
|---|---|
| その他 | 自動磨き用ジグ(砥粒を流動させて自動で磨く治具) |
| その他 | 加工粉除去治具 |
新しい製品・サービス:精密ヘリカルギヤ製作向けの超精密冷間鍛造用金型
放電加工精度が向上して面粗さが均一になり、手作業が不要となった。砥粒を流動させる自動みがき用ジグがギヤ形状全体に均等な圧力を掛けるため、みがきムラがなくなった。みがきと粗さ測定を1回の作業で完了できるようになり、工数も大幅に削減された。歯形精度は最終的に旧JIS2級となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車の多段化やヘリカルギヤ需要増加という外部環境の変化が書かれ、金型の試作開発に関連づけられているが、自社の過去の取組との一貫性は読み取れない。
高精度ダイスの製作要求や自動車産業のリードタイム削減要求に応える内容だが、自社の強み・弱みや競争優位性の記述は乏しい。
放電加工7日を4日に、磨き加工4日を2日にする工数削減など、課題に対応する具体的な数値目標と方法が示されている。
工数削減の具体的な日数が示され、ヘリカルギア金型の試作開発で成果も出ているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
体制や人材、事務処理能力について記述はなく、従業員数60人の記載がわずかにうかがえる程度である。
製品の価値として高精度・小型化・コスト削減が示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。
放電加工・自動磨きの工程ごとに日数の改善と課題(電極の位相ずれ)が示され、課題認識と検証が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
精密ヘリカルギア向け超精密冷間鍛造金型で、歯形精度が旧JIS2級に達するなど高水準の精度を目指している。
自動車の燃費向上や環境改善への寄与がうかがえるが、経済波及効果や雇用創出についての記述は見当たらない。
工数削減の日数は示されているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
放電加工や自動磨きなどの技術活用はあるが、地域やサプライチェーン全体へのイノベーション貢献は具体的に書かれていない。
自動車の多段化や燃費向上の流れに関連するが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
石川県志賀町の所在地はわかるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
NC自動旋盤機を導入し、材質SS400、ワークサイズφ154×43Lのテストピースを用いて加工条件を検討した。
効果:同心度・円筒度の繰り返し加工精度 30μm→10μm