回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
北信地域材加工事業協同組合
成果オペレーター人数 3人→2人
| 事業者名 | 北信地域材加工事業協同組合 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 長野市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 2億円 |
| 設立 | 1995年 |
1995年に林業関係の事業者7名で設立された北信地域材加工事業協同組合は、地域木材の製材から製品販売までを担ってきた。現在は付加価値の高いプレカットに特化し、柱材、横架材、羽柄材、合板を加工・提供している。プレカット分野は競争が激化しており、同業他社との差別化が大きな課題となっている。羽柄材は種類が多く加工に手間がかかるため価格は割高だが、高所での加工が多い現場の安全確保のため工務店からの発注量が増えていた。
抱えていた課題
やったこと
取引先の要望に応えるため、ものづくり補助金を活用して新たな羽柄材加工機をプレカット工場に導入した。従来は現場や手作業で行っていた工程を機械化し、住宅建設現場での加工をなくした。新型機は旧型の2倍の速さで、かつ高精度に加工できるため、作業時間を大幅に短縮した。機械がコンパクトになったことで、機能集約など工場全体の効率化も検討できるようになった。
新しい製品・サービス:環境にやさしく短納期を実現した工法の開発
羽柄材の加工を機械化したことで、手加工の工程が減り、オペレーターは3人から2人になった。加工速度は旧型の2倍となり、作業効率と加工能力が向上した。機械の小型化で作業スペースが広がり、作業環境も改善した。建築現場への資材の全納と短納期化も可能になり、加工単価も引き下げた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
製材から製品販売まで一連の流れを担ってきた経緯と、プレカット特化の現在の事業展開が書かれ、事業の一貫性はうかがえる。
競争激化と同業他社との差別化が課題とあり、利益率の高い仕事を重視する戦略が書かれているが、強みの定量的な根拠は薄い。
人材不足や作業環境の課題を認識し、羽柄加工機導入で手作業を機械化して3人から2人に減員、加工単価引下げを実施したと具体的に書かれている。
旧型の倍の速さで加工でき時間外手当も削減したとあり、作業時間短縮の成果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
組合は7名で構成され従業員28人とあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力について具体的な記述はない。
工務店の人材不足や安全確保のニーズから羽柄材の発注が増加していると書かれ、顧客ニーズと選ばれる理由が示されている。
導入後の効果や今後の戦略は書かれているが、中長期の検証や遂行スケジュールについての記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
プレカットは競争が激化した分野で一般的な分野だが、羽柄材の高精度加工で割高な分野での高付加価値化をうかがわせる記述がある。
住宅建設現場の安全確保や騒音・環境問題の解決に寄与すると書かれ、地域の林業関係者の事業という点で波及効果がうかがえる。
オペレーター3人から2人への削減や作業時間の大幅短縮が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
CAD/CAMによる全自動加工や高精度生産が記載されるが、地域やサプライチェーンへの波及の具体的な記述は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
北信地域の林業関係者7名による地域木材の一連加工と、地元密着で一人親方の大工を大切にする方針が書かれ、地域特性を活かした事業が読み取れる。
地元に密着し、施主とじっくり話し合いながら、一人親方の大工さんを大切にしていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分