ものづくり補助金平成25年度製造業滋賀県

超音波トリム加工機導入によるコスト削減および納期短縮

大塚産業マテリアル株式会社

この事例のポイント

  • 自動車シートの高性能化に伴い、ヘリに使う補強部材の需要が増えている。
  • 抜型を用いずに不織布を切り抜ける超音波トリム装置を導入した。
  • 超音波トリム装置の導入により、コストの削減と納期の短縮を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名大塚産業マテリアル株式会社
所在地滋賀県
業種輸送用機械器具製造業

事業の背景

当社は自動車用の不織布を裁断・縫製した縫製品と、不織布をプレス成形した成形品を主に扱っている。自動車ではシートのヘリに特別な補強部材を使う車種が増えており、この部材は当社の主力生産品の一つになっている。部材はプレス加工した不織布をプレス抜き型で切り抜いて生産している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術自動車シートの高性能化に伴い、ヘリに使う補強部材の需要が増えている。
  • 納期・工程プレス抜き型の設計・製作に時間がかかる。
  • コスト・採算設計変更が必要になると、抜き型の作り直しに時間とコストがかかり対応に難点があった。

やったこと

抜型を用いずに不織布を切り抜ける超音波トリム装置を導入した。カットデータを修正するだけで設計変更に容易に対応できるようにした。これにより、コストの削減と納期の短縮を実現した。

加工機超音波トリム装置

新しい製品・サービス:抜型を用いずに切り抜く超音波トリム加工による補強部材の生産

事業の効果

超音波トリム装置の導入により、コストの削減と納期の短縮を実現した。設計変更に対しても、カットデータの修正だけで容易に対応できるようになった。これにより新しい強みを得た。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    不織布プレス成形の主力生産品の一つとして位置付けられ、既存の成形技術を活かした取組であることが読み取れます。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    自動車分野を主力とし、抜型不要の超音波トリムで設計変更に対応できる点が強みとして示されています。

  • 課題の認識と解決4

    抜型の設計製作に時間とコストがかかる課題を認識し、超音波トリム装置の導入で解決すると明示されています。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    コスト削減と納期短縮は書かれていますが、数値の目標値や付加価値・賃上げの目標は示されていません。

  • 事業を進める体制1

    補助事業を遂行する人材や体制についての記述は、事例紹介の文章からは確認できません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    自動車シートの高性能化で増える補強部材という顧客ニーズに応え、カットデータ修正で設計変更に容易に対応する点が示されています。

  • 事業化までの道筋1

    中長期の課題検証やスケジュールに関する記述は見当たらず、遂行方法の具体性は読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    抜型を使わず切り抜く方式が示されていますが、高付加価値化や高価格化の記述は乏しいです。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    鉄道・医療介護など複数分野への展開が示されるものの、雇用創出や経済波及効果の記述は確認できません。

  • 費用対効果2

    コスト削減と納期短縮が実現したとありますが、補助金額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていません。

  • イノベーションへの貢献2

    超音波トリムとカットデータによる切り抜きは示されますが、先端的デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は薄いです。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    鉄道、オフィス家具、医療・介護、ペットなど複数分野への展開が示されていますが、成長分野としての根拠は書かれていません。

  • 地域経済への波及2

    三方よしや地域の皆様への寄り添いが述べられるものの、地域特性を活かした雇用や成長の記述は薄いです。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

三方よしの精神に環境を加えた「四方よし」をキーワードに、自動車分野に加え、鉄道、オフィス家具、建築・土木、医療・介護、ペットなど様々な分野に展開していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。