中小畜産農家へのICT(情報通信技術)による支援システム開発
鯉淵学園農業栄養専門学校(水戸市)の協力を得て、牛舎の天井部に赤外線モーションセンサーカメラを設置した。
フジキンソフト株式会社
| 事業者名 | フジキンソフト株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市北区 |
| 業種 | 情報サービス業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 100人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
親会社の株式会社フジキンは、半導体製造装置に使う特殊精密バルブ機器や継手を製造販売し、高いシェアを持つ。フジキンソフトはそのグループの情報システム部門が独立した会社で、グループの情報システムの開発・保守を主力としている。現在の売上はフジキンカープグループ年商の5%程度を占めるにとどまり、IoT時代に向けて新たな成長の柱を求めていた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、グループの機械加工現場で使いこなしてきたPOP(生産時点情報管理)システムを改良し、スマートフォンやタブレットで各種情報を参照できる「進化型POP」を試作開発した。既存の加工機械に無線式スイッチを取り付け、機械から取得するカウント信号により稼働・停止・トラブルの状態や生産の進捗を把握する仕組みとした。さらに、加工機に流れる電流の実測値、周囲の温度環境、振動、運転音をビッグデータとして収集し、大型ディスプレーで機械の運転・停止や状態を知らせる機能を加えた。まず株式会社フジキン大阪工場柏原で先行運用し、共創会社1社に納入して稼働を始めた。日本語・英語・ベトナム語の操作環境を用意し、初年度は10セットの販売を計画している。
| その他 | 無線式スイッチ |
|---|---|
| その他 | 大型ディスプレー |
| ソフト | 進化型POPシステム |
新しい製品・サービス:進化型POP
加工機の稼働・停止・トラブルを把握し、迅速な生産管理と稼働効率を上げる改善に役立てられるようになった。データに基づく予防保全により、機械やプラントの稼働率を計画的に高く維持できるようになる。見積原価と実際原価の差異を精緻に検証でき、一品ものの仕事で両者の開きをなくしてコスト低減につなげる余地がある。また、外販によって新たな販売先を開拓し、消費電力や稼働効率を考えた操業計画のサポート機能も検討されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ものづくり補助金で機械加工の現場で使い込み改良してきた進化型POPを、外販用システムとして展開する流れが読み取れる。
一品モノの原価差異の検証や稼働データ分析など機械加工の現場ノウハウを武器に、市販品にない手頃なシステムで需要を開拓するとある。
見積原価と実際原価の開き、操作要員配置の非効率を課題として挙げ、コスト低減につなげる余地があると述べている。
初年度10台販売の計画はあるが、付加価値額や賃上げに関する目標値は書かれていない。
従業員100名の会社で情報システム部門が独立し、社内検証を経て販売する体制が示されている。
想定ユーザーは加工機械を10台以上持ち、自前のシステム構築が難しい会社と明確に示されている。
平成28年度中に10セットを販売し、社内では3年程度かけて全面導入する時期と段階が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
市販品で見当たらない手頃な生産管理システムとあるが、分野の普及度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
新事業やものづくり現場の進化への寄与は述べられているが、雇用創出や経済波及の数字は書かれていない。
稼働率向上や原価低減の狙いは書かれているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
センサー、IoT、ビッグデータ、スマートフォン端末、MEMS開発との連携など先端的なデジタル技術の活用が具体的に書かれている。
IoT時代に合わせたユーザー提案で、ソフト面の成長エンジンとする方向性が示されている。
大阪府柏原市の工場で先行運用する記載はあるが、地域の経済成長や雇用への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は株式会社フジキンの本業の好調を弾みに、IoT時代のセンサー活用や予防保全の提案を強化する。MEMSセンサーの開発を進める半導体ベンチャーとも連携し、新事業として取り組む方針である。
IoTに積極的に対応し、応用製品の販売で社会に貢献していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
鯉淵学園農業栄養専門学校(水戸市)の協力を得て、牛舎の天井部に赤外線モーションセンサーカメラを設置した。
11人のプロジェクトメンバーにより、ITとEQを混ぜたブランディングを目標に開発を行った。
効果:Java開発での生産性 1倍→2倍
千葉大学フロンティア医工学センターおよび医学教育研究室との産学連携により、改善策の検討から実証実験までを医学部教員と連携して進めた。