省人化レーザ加工システム導入による多品種微量生産の確立及び暗黙知の技術継承
最新型のレーザ加工機を導入し、既設のマシニングセンタ群とIoTでリンクさせた。
効果:年間のべ7,000時間以上のリードタイムを短縮することができた。
協和株式会社
成果トマトの収穫期間 1ヵ月→9ヵ月
| 事業者名 | 協和株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 高槻市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 従業員数 | 129人 |
| 資本金 | 9,600万円 |
| 設立 | 1953年 |
協和は昭和28年に協和化学工業として設立されたプラスチック成形加工の会社で、現在はオフィス用コピー機の外側部品が生産量の90%を占め、カメラや車のエンジン部品も加工している。昭和45年に農業分野へ参入し、水耕栽培プラント「ハイポニカ」を開発・販売してきたが、ハイポニカの事業拠点は大阪のみだった。プラスチック事業は海外企業との競争が厳しく、グループの売上は国内より中国の方が多くなっている。
抱えていた課題
やったこと
ハイポニカに対応する環境制御システムとして、ICTを活用した「ハーベスト」を開発した。このシステムは温度、湿度、二酸化炭素、日照量、液体窒素温度、風向・風速などの農場内のデータを自動で記録し、蓄積データを分析してビニールハウスの天窓や遮光カーテンを自動制御する。遠方の社員もタブレットなどで農場の状況を確認し、生産者に最適な栽培方法を指導できるようにした。システムを使ったイチゴの無人管理栽培の実験では、導入したイチゴが順調に生育し、導入しなかったものは葉が黄色く変色した。トマトの栽培実験では、通常は気温が高く断念していた8月中も栽培を続けられた。
| その他 | ICT活用の環境制御システム「ハーベスト」 |
|---|
新しい製品・サービス:ICTを活用した環境制御システム「ハーベスト」
環境制御システムにより、トマトの収穫期間が1ヵ月から9ヵ月に伸び、収量は通常の3倍以上になった。システムを導入したトマトは糖度も高くなり、イチゴの無人管理栽培や夏場のトマト栽培も可能になった。社員が遠方から農場の状況を確認して生産者に助言できるため、現場への移動の負担が減り、きめ細かな対応がしやすくなる。ハーベストは平成28年7月に販売を始め、すでに1件の受注を得ている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和45年に農業分野へ参入し、水耕栽培プラント「ハイポニカ」を46年間改良してきた経緯が書かれ、その延長に今回のICT化が位置づけられている。
プラスチック事業は海外企業との競争が激しいと書かれる一方、競争優位の根拠は2,000件以上の導入実績に限られ、詳細な分析は乏しい。
現地訪問に時間がかかり対応が遅れるという課題を示し、糖度13%向上、トマト3倍以上の収穫、2018年度に10億円目標など数値つきの計画が書かれている。
売上を前年比1.5倍、平成30年度に約10億円とする数値目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
社員を1年で倍の30名に増やす計画と、現地指導を担う体制が書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は少ない。
糖度平均13%高い5.2度、夏場の栽培が可能になったなど効果が具体的で、観光農園や農業参入企業という販売先も示されている。
東海地区への拠点設置や海外3拠点での展開など段階的な計画はあるが、遂行スケジュールは大まかである。
公開されている事例からは読み取れません。
ハイポニカの普及度や同分野での高価格化の状況は書かれておらず、新市場性はわずかにうかがえる程度である。
食糧問題の解決や日本の農業の効率化を支援するという社会的意義は示されているが、波及効果や雇用創出の数値は少ない。
投資額や補助金に対する付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
ICTによる環境データの自動記録、データ分析、タブレットでの遠隔確認と栽培指導など、デジタル技術の活用が具体的に書かれている。
農業分野の効率化への貢献は示されているが、日本経済の構造転換にどう資するかの記述は限定的である。
大阪から東海地区へ拠点を広げる計画はあるが、地域の特性を活かした付加価値創出や地域経済への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大阪だけにあるハイポニカの事業拠点を東海地区にも設け、販路拡大と顧客対応の強化を図る。人員を1年間で倍の30名に増やす計画である。海外では中国とベトナムの3拠点からハイポニカを広め、将来は海外売上を国内と同程度にする。国内では農家以外の観光農園や農業分野に参入する企業にも販売先を広げる。
最新型のレーザ加工機を導入し、既設のマシニングセンタ群とIoTでリンクさせた。
効果:年間のべ7,000時間以上のリードタイムを短縮することができた。
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分