ものづくり補助金平成25年度製造業兵庫県

顧客の製品設計段階から企画・提案できる高いノウハウと、材料の生産から加工、塗装までの社内一貫生産体制

龍野コルク工業 株式会社

この事例のポイント

  • 顧客の製品設計段階から協力する開発支援や、対応が難しかった形状の切削加工に応える必要があった。
  • 3次元データの収集・作成を効率化する3DCAD・3DCAMなどの仕組みを整え、切削加工の納期を短縮した。
  • これまで対応困難だった形状の切削加工に対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名龍野コルク工業 株式会社
所在地兵庫県 たつの市
業種プラスチック製品製造業
技術分野情報処理,測定計測,立体造形
従業員数100人
資本金7,500万円
設立1958年

事業の背景

同社は発泡スチロール成型加工や切削加工などを手がける老舗で、発泡スチロールメーカーとして業界をリードすることを目指している。自社製品開発を進め、医療・介護・健康分野へ進出している。顧客からの開発ニーズへ徹底的に対応する方針を取っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術顧客の製品設計段階から協力する開発支援や、対応が難しかった形状の切削加工に応える必要があった。
  • 納期・工程納期が長く、顧客の必要な時期に製品を渡すためには生産スピードの向上が求められていた。

やったこと

3次元データの収集・作成を効率化する3DCAD・3DCAMなどの仕組みを整え、切削加工の納期を短縮した。あわせて、加工機械の段取り替えを改善し、導入した段取り替え装置と3次元切削機により加工全体の時間を縮めた。これにより、これまで対応困難だった形状の切削加工にも対応できるようになった。

加工機段取り替え装置
加工機3次元切削機
ソフト3DCAD
ソフト3DCAM

事業の効果

これまで対応困難だった形状の切削加工に対応できるようになった。3Dデータの収集・作成の納期短縮にとどまらず、段取り替えの改善も含めトータルで大幅な納期短縮を実現した。開発力とスピードが向上し、顧客からの信用を得て利益につながると期待される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    発泡スチロール事業で老舗とあり、医療・介護分野への進出という事業の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    自社の強みとして3DスキャナやCAD、材料から塗装までの一貫生産体制が挙げられており、強みは読み取れるが市場動向との関係は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    対応困難だった形状の切削加工への対応と、納期の劇的な短縮という課題解決が事例で具体的に示されている。数値は示されていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    納期短縮の方向性は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    社内の一貫生産体制や開発ノウハウは触れられているが、補助事業を遂行する人員や事務体制の記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客の製品設計段階から開発を支援する点や、顧客ニーズへの対応力が示されているが、ターゲットや需要の裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    3Dデータ収集や段取り替えの改善という手段は示されているが、スケジュールや中長期の検証内容は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    医療・介護・健康分野への自社製品開発への進出が書かれているが、市場の普及度や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    納期の大幅短縮という効果はあるが、補助金額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    3Dスキャナや3DCADと3DCAMを用いた切削加工の導入は先端的な技術活用と読めるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

とことんやってやれ!

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。