自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
聖和精機株式会社
成果納期 45日→30日
| 事業者名 | 聖和精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 鳥取市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 120人 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は工作機械用切削刃具の保持工具(ツーリング)を主製品とするメーカーである。主力の精密マイクロンチャックは把握力と精度で顧客人気が世界的にトップクラスであり、2006年発表のAA級マイクロンチャックは振れ精度2μm以下を保証する高グレード商品である。
抱えていた課題
やったこと
精密マイクロンチャックの量産化のため、NC旋盤(森精機製 NLX2500)を新規に導入した。この設備により旋削の第2工程を新たに内製化し、加工が可能となった。テスト旋削を繰り返し、設備に同期した加工条件を設定した。さらに外部の業務改善専門家を招き、生産の直行率向上と多能工化を進めるため、徹底した「ムダとり作戦」を展開した。組立職場を1階に移設し、動作・運搬・停滞のムダを排除して職場間のモノと情報の流れを改善した。
| 加工機 | CNC2軸旋盤(森精機製 NLX2500) |
|---|
NC旋盤の導入により精密マイクロンチャックの加工精度が安定し、第2工程を内製化できた。納期は45日から30日への短縮が見込まれ、生産数は月970本から1200本を目指せる状況になった。業務改善により毎月15件程度のムダとり改善提案が安定して出るようになり、従業員の多能工化も促進された。市場への供給不足が改善されれば、さらなる拡販と競合他社との差別化が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主力のマイクロンチャックの人気と世界的評価は読み取れるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
世界的な人気と高い保持精度(2μm以下)、需要に対し供給量70%以下という市場と自社の状況が具体的に書かれている。
供給量70%以下という課題を示し、NC旋盤導入で納期45日から30日、生産数970本から1200本/月へという数字つきの解決策が示されている。
生産数970本から1200本/月、納期45日から30日短縮という数値目標があり、導入後の成果も記載されている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
外部の業務改善専門家を雇い入れた点と従業員120名は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は薄い。
保持精度2μm以下、刃具寿命の大幅延長、世界から注目されるといった製品価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
テスト旋削の繰り返しや組立職場の移設など進め方は読めるが、中長期の検証やスケジュールの明示は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度ツーリングで同分野の高付加価値化を図り、保持精度2μm以下を保証する画期的な精密商品として位置付けられている。
世界市場の拡大や高精度ツーリングの役割は示されるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産数と納期の改善数字はあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の記載はない。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度な工作機械用ツーリングは日本の『ものづくり』を支えるとされるが、構造転換への言及はわずかである。
鳥取市の本社立地は示されるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用牽引の記述は見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
市場への供給不足を改善すれば、さらなる拡販が期待できる。顧客納期を意識した高性能ホルダの市場供給により、競合他社との差別化の拡大が期待される。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分