ものづくり補助金平成25年度製造業岡山県

軽量・高強度・高走破性を刷新した新型歩行補助車の製品開発

株式会社ウェルパートナーズ

この事例のポイント

  • 販売開始から8年が経ち、ラビットの機能を継承しつつ新たなニーズに対応する新型機の開発が求められるようになった。
  • 設計製作の工程を効率化するため、3D解析ソフトを導入し、パソコン上で強度を判定できるようにした。
  • 3D解析ソフトの導入により、材質や形状、固定方法の変化による負荷を色と数値で把握し、パソコン上で強度確認ができるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ウェルパートナーズ
所在地岡山県 岡山市北区
業種その他の製造業
技術分野機械制御
従業員数9人
資本金1,000万円
設立1993年

事業の背景

平成5年の創業以来、歩行補助車、移乗用介護リフト、立位補助具など高齢者・障害者向けの福祉機器の開発・製造・販売を手がけている。主力商品は歩行補助車のラビットで、前腕支持台や左右独立のスピード調整などの特徴により販売実績を伸ばしてきた。販売開始から8年を経て、車体の軽量化、耐荷重の強化、悪路・段差への対応、折り畳み時の自立性の確保などを備えた新型機が必要になった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術販売開始から8年が経ち、ラビットの機能を継承しつつ新たなニーズに対応する新型機の開発が求められるようになった。
  • 納期・工程試作後に荷重安全性試験を行う工程のため、設計段階では安全性を重視せざるを得ず、抜本的な軽量化が難しかった。

やったこと

設計製作の工程を効率化するため、3D解析ソフトを導入し、パソコン上で強度を判定できるようにした。従来は応力をすべて手計算で算出し、試作品を製作して強度確認試験を行っていたが、図面の部位が応力に応じた色と数値で表示され、形状の良し悪しや強度の判定をパソコン上で行えるようになった。解析データをもとに、車体材質をステンレスからアルミ合金に変更して断面形状を工夫し耐荷重を上げた。また、2種類のブレーキを機能はそのままで一つにまとめて部品点数と重量を減らし、前輪を1インチ大きく幅も太くして走行性と段差越えを高めた。車体を折り畳んだ際に自立するようバランスを考慮した設計にした。

新しい製品・サービス:新型歩行補助車(製品名フレンド)

事業の効果

3D解析ソフトの導入により、材質や形状、固定方法の変化による負荷を色と数値で把握し、パソコン上で強度確認ができるようになった。試作品による強度確認が不要になり、製品開発の大幅な時間短縮とコスト削減が見込まれる。新型機は従来機に比べて約15%の軽量化を実現し、耐荷重は1.5倍に強化された。折り畳み時の自立にも対応し、平成27年11月にフレンドの製品名で販売を開始した。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。