ものづくり補助金平成25年度情報通信業徳島県

3次元CG キャラクタを活用した観光地PR支援ソフトの開発

株式会社サンシステムエンジニアリング

この事例のポイント

  • 人物に2D画像を張り付けると、横を向いたり回転したりした際にキャラクタ画像が潰れてしまう。
  • 2D制御から3D制御へ移行するため、キネクト装置を導入し、自社オリジナルプログラムを開発した。
  • 低予算でも今までにない体験型観光案内が可能になる観光地PR支援ソフトを実用化した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンシステムエンジニアリング
所在地徳島県 徳島県板野郡藍住町
業種情報サービス業
技術分野情報処理
従業員数9人
資本金1,000万円
設立1986年

事業の背景

弊社が開発した、人物がモニター前に立つとCGキャラクタが現れ、人の動きに合わせて自由に動いたり簡単なゲームができるプログラムは、観光案内として有効である。観光地のPRに力を入れている自治体や観光施設の需要が大きい。実用化のためには課題を解決する必要があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度人物に2D画像を張り付けると、横を向いたり回転したりした際にキャラクタ画像が潰れてしまう。
  • 品質・精度人物とキャラクタをシンクロさせると、ありえない動作をしてしまう。
  • 新製品・新技術様々なキャラクタ画像を3Dデータ化する技術が不足していた。

やったこと

2D制御から3D制御へ移行するため、キネクト装置を導入し、自社オリジナルプログラムを開発した。人物とキャラクタのシンクロによる動作の不自然さを解消するため、高解像度対応のキネクト装置を導入して認識率を向上させ、独自演算処理による制御プログラムを開発した。キャラクタの3Dデータ化のため、3DソフトLightWave11.6を始めとする周辺ソフトを導入し、3D構築の技術を習得した。観光地やイベント会場での実証実験を繰り返し、プログラム制御の高性能化を図った。

その他キネクト装置
ソフト3DソフトLightWave11.6
ソフト周辺ソフト

新しい製品・サービス:3次元CGキャラクタを活用した観光地PR支援ソフト

事業の効果

低予算でも今までにない体験型観光案内が可能になる観光地PR支援ソフトを実用化した。観光地やイベント会場での実証実験により、プログラム制御の高性能化、適正な体験時間や設置環境、認識率向上のノウハウを取得した。徳島県キャラクターを使ったゲームコンテンツを、イベントなどで出展し、認知度向上と受注拡大につなげている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    過去のイベント出展や徳島県キャラクターのコンテンツ実績に触れ、既存事業との連続性がうかがえる。経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    予算の少ない自治体や観光施設の需要が大きいと記載され、市場ニーズは読み取れる。自社の経営資源の強み・弱みとの関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    2Dから3D制御への移行など課題は明確に示されている。ただし、高付加価値化や成長につながる事業計画の具体性は薄い。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    開発体制や人材について記載はなく、わずかに技術習得と実証実験の繰り返しがうかがえる程度である。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    低予算で今までにない体験型観光案内が可能という価値、観光地・イベント会場での実証実験など、顧客ターゲットとニーズの裏付けが具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    実証実験を繰り返して高性能化し、適正な体験時間や設置環境のノウハウを取得したと記載され、課題解決の進め方がうかがえる。スケジュールは不明。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    従来の2D製品に対し、3D制御と滑らかな動作で今までにない体験型案内を実現したと書かれ、高付加価値化の方向性が具体的に読み取れる。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    観光地のPRを進める自治体や観光施設への波及効果がうかがえるが、雇用創出や地域経済への具体的な効果は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献4

    モーションセンサやキネクトによる3D制御で、観光案内に新しい体験を提供する点が具体的に示されており、デジタル技術の活用が明確である。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    観光地PRや体験型案内の分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及3

    徳島県キャラクターを使ったコンテンツや徳島空港でのイベント出展など、地域の特性を活かした取組が具体的に書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

既に徳島県キャラクターの「すだちくん」や「渦戦士エディー」になりきってゲームができるコンテンツをアスティとくしまや徳島空港のイベントに出展している。今後は認知度を高めて、より多くの受注につなげていく予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。