回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社天野精機
| 事業者名 | 有限会社天野精機 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 徳島県板野郡上板町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2002年 |
当社はこれまで中型から大型の部品加工が8割以上を占め、ほとんどが大型設備で加工してきた。近年、自動車業界は生産現場の省スペース化に伴い生産設備が小型化傾向にあり、設備を構成する個々の部品についても小型化の要求が一段と高まっている。
抱えていた課題
やったこと
小型部品加工に適した最先端の小型マシニングセンタを導入し、現有設備とのミスマッチを解消した。主軸の高速回転化により加工精度の向上を図れる体制を整えた。1400㎜×100㎜サイズの小型部品を加工する場合を想定して効果を確認した。小型機の導入により、ツーリング交換、プログラミング、加工、段取り替え、小径刃物の切削速度確保の課題解決を図った。
| 加工機 | 小型マシニングセンタ |
|---|
小型マシニングセンタの導入により、1400㎜×100㎜サイズの小型部品を1個加工する場合、加工時間が7時間、部品脱着時間が1分、刃物交換時間が2.5分短縮され、合計で1個あたり7時間3.5分の短縮となった。これにより1カ月で13個分の生産性が向上した。あわせて加工精度の向上も確認できた。段取り替え時の加工誤差の低減や小径刃物に最適な切削速度の確保にも取り組んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
中型から大型部品加工が8割以上という従来の事業実態は書かれているが、経営戦略上の位置づけや過去の取組との一貫性は明示されていない。
自動車業界の省スペース化と部品小型化という市場動向が示され、現有設備とのミスマッチ解消が語られるが、競争優位の根拠となる強み・弱みの分析は薄い。
ツーリング交換・プログラミング・加工・段取りの4課題を挙げ、1400×100mm部品で7時間3.5分の短縮と月13個分の増産を示しており、課題と効果の対応が具体的。
1個あたり7時間3.5分の短縮と1カ月13個分の生産性向上が数字で示されており、目標値の根拠が具体的。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
従業員13人、資本金300万円とあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はわずかにうかがえる程度。
精密な小型部品加工の需要と顧客ニーズへの対応は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
今後は設計段階からの提案を行うという中長期の方向性は示されているが、遂行スケジュールや課題解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
小型精密部品加工で高精度を要する点は触れられているが、分野の普及度や高価格化の水準については記述が乏しい。
自動車業界の生産設備小型化に対応する点はうかがえるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性向上の数値は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の記述はない。
最先端の小型マシニングセンタの導入は書かれているが、デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
自動車業界の生産設備小型化への対応がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述はない。
徳島県の地域企業であることはわかるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用の記述はわずかにとどまる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は従来の受注体制から一歩踏み出し、設計段階からメーカーに加工内容を提案する。設計に含まれるムダな加工を排除して加工の効率化を実現し、メーカーのコストダウン要求に協力できるようにしていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg