回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社スナガワ
成果段取りと実加工を合わせて約1/20ほどの加工時間に抑えられた。
| 事業者名 | 株式会社スナガワ |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 さぬき市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 従業員数 | 20人 |
| 設立 | 1979年 |
建設用車輌の部品製造、特注品の試作製造及び部品製造時の治具製造を行っている。治具は機械製造において加工や組み立ての際に部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いられる。従来の機械設備では、紙の図面をCADデータに変換するところから始まり、材料切断、溶接、切削加工と工程を進める必要があった。
抱えていた課題
やったこと
生産効率と品質の向上を目指し、テーブル形横中ぐりフライス盤を導入した。導入設備の扱いについては数日間の技術指導を受け、その後の不明点は電話指導で解決し、導入設備を扱える人材を育成した。設備の導入・設置後に切削加工テストを実施し、従来必要だったレベル調整や捨て加工、位置決め、固定などの段取り時間を短縮・効率化した。さらに加工にかかる時間も大幅に短縮した。
| 加工機 | テーブル形横中ぐりフライス盤 |
|---|
段取りと実加工を合わせて加工時間が約1/20に抑えられた。作業工程が大幅に減ったことでミスによる不具合が減り、不良品も減少した。不良品の削減と、繁忙期に利用していた外注費や運送費などの付随コストも大幅に削減できた。これにより顧客からの紹介など新規顧客獲得にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
建設用車輌の部品製造・治具製造を行う事業と、横中ぐりフライス盤導入の関係は読み取れるが、過去の取組との連続性までは書かれていない。
顧客から品質と短納期の要望があったこと、強みは高い品質と精度と明記されており、競争力強化の狙いが具体的に読み取れる。
多面体治具の段取り・捨て加工・レベル調整が工程や作業ミスの原因と課題が具体的に示されており、設備導入で解決する流れが読める。
段取りと実加工を合わせて約1/20の加工時間、不良品削減、外注費・運送費の削減など数値を伴う効果目標が示されている。
数日間の技術指導を受け、電話指導も受けて導入設備を扱える人材を育てたと具体的に書かれており、体制の確保がうかがえる。
顧客からの要望や新規顧客獲得の記述はあるが、ターゲットと選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
今後の売上増加見込みや製造工の新規採用の予定は触れられているが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
多面体治具の複雑形状加工を高効率で行う点は読み取れるが、業界での高水準化や普及度の比較までは書かれていない。
地域の企業として建設用車輌部品の製造を担う点はうかがえるが、波及効果や雇用創出の国の関与理由は具体的に書かれていない。
加工時間が約1/20、不良品削減、外注費や運送費の大幅削減と、投資に対する効果が具体的な数字で示されている。
CADデータ変換や一貫生産に触れているが、サプライチェーン全体へのイノベーション貢献までは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
香川県さぬき市の企業で、一貫生産による地域企業としての事業活動は読み取れるが、地域経済牽引の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後、売上増加を見込み、製造工の新規採用も実施していく。
ピンチはチャンス。これまで忙しくて手がまわっていなかった新たな新規導入設備の習得や、図面展開の体質改善に力を注ぎ、いつでもすぐ立ち上がり動き出せるよう、パワーアップするチャンスをつかみたいと考えています。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg