ものづくり補助金平成25年度製造業香川県

テーブル形横中ぐりフライス盤導入による品質及び生産性の向上

株式会社スナガワ

成果段取りと実加工を合わせて約1/20ほどの加工時間に抑えられた。

この事例のポイント

  • 顧客から治具に対して、これまで以上の品質と短納期化の要望があった。
  • 生産効率と品質の向上を目指し、テーブル形横中ぐりフライス盤を導入した。
  • 段取りと実加工を合わせて約1/20ほどの加工時間に抑えられた。段取りと実加工を合わせて加工時間が約1/20に抑えられた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社スナガワ
所在地香川県 さぬき市
業種金属製品製造業
従業員数20人
設立1979年

事業の背景

建設用車輌の部品製造、特注品の試作製造及び部品製造時の治具製造を行っている。治具は機械製造において加工や組み立ての際に部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いられる。従来の機械設備では、紙の図面をCADデータに変換するところから始まり、材料切断、溶接、切削加工と工程を進める必要があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度顧客から治具に対して、これまで以上の品質と短納期化の要望があった。
  • 生産能力治具の面が多面体になるほど面加工の度に捨て加工やレベル調整などの作業工程と作業時間が必要で、作業工程が多いと作業ミスも起こりやすく、精度や品質に影響していた。

やったこと

生産効率と品質の向上を目指し、テーブル形横中ぐりフライス盤を導入した。導入設備の扱いについては数日間の技術指導を受け、その後の不明点は電話指導で解決し、導入設備を扱える人材を育成した。設備の導入・設置後に切削加工テストを実施し、従来必要だったレベル調整や捨て加工、位置決め、固定などの段取り時間を短縮・効率化した。さらに加工にかかる時間も大幅に短縮した。

加工機テーブル形横中ぐりフライス盤

事業の効果

  • 段取りと実加工を合わせて約1/20ほどの加工時間に抑えられた。

段取りと実加工を合わせて加工時間が約1/20に抑えられた。作業工程が大幅に減ったことでミスによる不具合が減り、不良品も減少した。不良品の削減と、繁忙期に利用していた外注費や運送費などの付随コストも大幅に削減できた。これにより顧客からの紹介など新規顧客獲得にもつながっている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    建設用車輌の部品製造・治具製造を行う事業と、横中ぐりフライス盤導入の関係は読み取れるが、過去の取組との連続性までは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    顧客から品質と短納期の要望があったこと、強みは高い品質と精度と明記されており、競争力強化の狙いが具体的に読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    多面体治具の段取り・捨て加工・レベル調整が工程や作業ミスの原因と課題が具体的に示されており、設備導入で解決する流れが読める。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    段取りと実加工を合わせて約1/20の加工時間、不良品削減、外注費・運送費の削減など数値を伴う効果目標が示されている。

  • 事業を進める体制4

    数日間の技術指導を受け、電話指導も受けて導入設備を扱える人材を育てたと具体的に書かれており、体制の確保がうかがえる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客からの要望や新規顧客獲得の記述はあるが、ターゲットと選ばれる理由の整理は具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後の売上増加見込みや製造工の新規採用の予定は触れられているが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    多面体治具の複雑形状加工を高効率で行う点は読み取れるが、業界での高水準化や普及度の比較までは書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    地域の企業として建設用車輌部品の製造を担う点はうかがえるが、波及効果や雇用創出の国の関与理由は具体的に書かれていない。

  • 費用対効果4

    加工時間が約1/20、不良品削減、外注費や運送費の大幅削減と、投資に対する効果が具体的な数字で示されている。

  • イノベーションへの貢献2

    CADデータ変換や一貫生産に触れているが、サプライチェーン全体へのイノベーション貢献までは読み取れない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    香川県さぬき市の企業で、一貫生産による地域企業としての事業活動は読み取れるが、地域経済牽引の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後、売上増加を見込み、製造工の新規採用も実施していく。

事業者の声

ピンチはチャンス。これまで忙しくて手がまわっていなかった新たな新規導入設備の習得や、図面展開の体質改善に力を注ぎ、いつでもすぐ立ち上がり動き出せるよう、パワーアップするチャンスをつかみたいと考えています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。