ものづくり補助金平成25年度製造業香川県

安全で効率的な積み降ろし作業が出来る幌シートの製造・販売

有限会社みやもとテント

成果加工面積を倍の設定にできるようになり、製造時間の大幅な短縮が可能となった。

この事例のポイント

  • 幌車では継ぎ手部分のシームレス化が難しく、従来はミシン縫製に頼っていたため、漏水のない製品を作ることが課題だった。
  • 懸架式ウェルダーと立体物加工用ウェルダーを導入した。
  • 加工面積を倍の設定にできるようになり、製造時間の大幅な短縮が可能となった。導入した加工機により完璧な防水加工が可能となり、精密機械カバーや紙製品など漏水があってはならない製品の保護が行えるよう…

事業者のプロフィール

事業者名有限会社みやもとテント
所在地香川県 高松市
業種その他の製造業
技術分野立体造形
設立1954年

事業の背景

大正元年創業の帆布製品製造業で、車両関連の幌・シートを中心に、船舶用品、建築・土木関連製品、テント・産業資材を手がけている。代表取締役は全国技能士会連合会より平成19年に全国で二人目の帆布製品製造ものづくりマイスターに認定された。既存のリアシートは販売実績があり、ドイツからの輸入品に代わる製品として採用されていた。幌本体の開発では、幌骨が前後スライド式のため接合部に負荷がかかり劣化が早まるのではないかとの懸念があり、溶着による漏水のない製品が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術幌車では継ぎ手部分のシームレス化が難しく、従来はミシン縫製に頼っていたため、漏水のない製品を作ることが課題だった。
  • 生産能力小さな径の溶着や直角に近いコーナー加工は自社の既存機械では難しく、専門業者への外注に頼っていたため、全工程の内製化が課題だった。

やったこと

懸架式ウェルダーと立体物加工用ウェルダーを導入した。懸架式ウェルダーは懐の無い構造で、細かい加工に適している。立体物加工用ウェルダーは、寸法安定性が高く縮みの少ない立体防水加工を可能にする。これにより、幌のフロントと本体の接合をミシン縫製に頼らずシームレスに溶着し、漏水のない製品を内製で作れるようにした。試作では流体物輸送用膜体などを製作し、加工機の性能を確認した。

  • 加工機懸架式ウェルダー立体物加工用ウェルダー

新しい製品・サービス:新型開閉式幌、流体物輸送用膜体、地盤改良用生コン提挫サイロ(試験運用)

事業の効果

  • 加工面積を倍の設定にできるようになり、製造時間の大幅な短縮が可能となった。

導入した加工機により完璧な防水加工が可能となり、精密機械カバーや紙製品など漏水があってはならない製品の保護が行えるようになった。加工面積を倍の設定にでき、製造時間が大幅に短縮された。立体物加工では寸法安定性が高まり、収益性も大幅に改善された。シームレス加工の幌ウィング、船舶用エンジンカバー、高所作業車用電装部品カバーなども施工可能になった。

今後の展望

懸架式ハイブリッド高周波ウェルダーの導入により、特装車の幌に限らず直線幅継ぎ加工が精確に行えるようになり、トラックディーラーやトラックボデーメーカー、運送会社への効率的な納品が可能となる。漏水の心配がほぼなくなったことで、ディーラーから末端ユーザーまで安心・安全な製品を供給できる。立体物の分野では機械カバーや船舶関連の保護カバー類へも拡販が可能になり、液体物輸送や土木工事への活用も現実のものとなった。

事業者の声

独自性を重んじる卓越した技術と新設備を掛け合わせ、新しい展開を創造します

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。