ものづくり補助金平成26年度製造業北海道

寒冷地に対応した大型構造物の塗装品質及び生産性向上のための工場一体型塗装ブースの導入

株式会社新興工業

この事例のポイント

  • 北海道は気温が低く、塗装後の乾燥に長い時間と高額な暖房費が必要だった。
  • 大型遠赤外線輻射暖房システムを導入し、工場と一体になった塗装ブースを整備した。
  • 生産効率が大幅に上がり、品質面でもさらなる向上を果たした。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社新興工業
所在地北海道 札幌市
業種金属製品製造業
技術分野製造環境
資本金4,000万円
設立1994年

事業の背景

水道施設や管路向けに鋼製ろ過タンクや水管橋などの大型構造物を手がけ、北海道のほか新潟、長野、北関東にも実績がある。官公庁の仕事を多く請け負っており、厳しい基準を満たす品質の高さが強みである。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力北海道は気温が低く、塗装後の乾燥に長い時間と高額な暖房費が必要だった。
  • 品質・精度塗装の品質を北海道で維持するには、乾燥や暖房の手間が障害になっていた。

やったこと

大型遠赤外線輻射暖房システムを導入し、工場と一体になった塗装ブースを整備した。これにより塗装後の暖房費と乾燥時間を抑えられるようになった。この塗装ブースで独自製品の生産も進めている。

  • その他大型遠赤外線輻射暖房システム工場一体型塗装ブース

新しい製品・サービス:自動でゴミを取り、自動で水量を調整できる高性能農業用ゲート

事業の効果

生産効率が大幅に上がり、品質面でもさらなる向上を果たした。工場一体型の塗装ブースにより、北海道の塗装上のハンデを克服したとしている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    水道施設の鋼製タンク・水管橋を手がけ、塗装品質で官公庁の仕事を多く請け負うと読めるが、経営戦略上の位置づけは記載が薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    北海道のほか新潟・長野・北関東に実績があり、品質の高さが官公庁案件の受注理由とされる。強み自体は具体性が薄い。

  • 課題の認識と解決3

    塗装後の高額な暖房費や長い乾燥時間が課題とされ、遠赤外線輻射暖房で生産効率が上がったと書かれている。効果の数値はない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    職人の技術力や若い人材の育成に触れるが、体制の具体的な人数や事務処理能力の記載はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    塗りムラやダストの混入がほぼゼロという品質が選ばれる理由として書かれ、顧客は官公庁とされる。

  • 事業化までの道筋2

    今後は若い人材育成や営業展開を図る考えとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    大型遠赤外線輻射暖房で北海道の塗装ハンデを克服し、独自製品の生産にも力を入れているとある。普及度の記載はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    水道施設やライフラインを支える設備として公共性はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。

  • 費用対効果2

    生産効率が大幅にアップしたと書かれるが、投入額に対する付加価値増加などの数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    最新鋭の環境で対応していると書かれるが、デジタル技術やビジネスモデルの記載はない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    北海道札幌市を拠点に、北海道や北陸・北関東で水道管路の施工を手がける地域の事業として読める。雇用効果の記載はない。

今後の展望

今後も技術を受け継ぐ若い人材を育て、よりよい製品を生み出し続ける。知名度の低い地域にも積極的に営業を展開する考えである。

事業者の声

いまの時代は「メンテナンスフリー」がキーワードになっています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。