ものづくり補助金平成26年度製造業北海道

通気量自動制御式堆肥化システムの無線温度センサー改良と遠隔制御対応

株式会社ハイテックシステム

成果電池寿命 3か月→18か月

この事例のポイント

  • 堆肥づくりで好気性菌の働きを促すため施設内の送風機を常時稼働させるケースが多く、電気代がかさんでいた。
  • 平成25年度に開発した通気量自動制御式堆肥化システムは、堆肥の温度をセンサーで測り、菌に必要最低限の空気を自動制御で供給する仕組みである。
  • 電池寿命 3か月→18か月。導入先の施設では使用電気量が最大80%減り、農家の電気代を大きく軽減できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ハイテックシステム
所在地北海道 恵庭市
業種電気機械器具製造業
技術分野デザイン,バイオ,情報処理,測定計測
資本金3,600万円
設立1991年

事業の背景

株式会社ハイテックシステムは1991年創業で、電気設備や管理システムの設計、製作、施工、保守を主軸としている。水力発電所の設備と保守管理システムで25年の実績を持つ。2013年に酒井裕司氏が専務取締役に就任したのを機に、既存顧客と異なる農漁業分野への技術応用を始めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算堆肥づくりで好気性菌の働きを促すため施設内の送風機を常時稼働させるケースが多く、電気代がかさんでいた。

やったこと

平成25年度に開発した通気量自動制御式堆肥化システムは、堆肥の温度をセンサーで測り、菌に必要最低限の空気を自動制御で供給する仕組みである。補助金では試験運用で判明した課題を改善した。当初採用した高周波帯の通信が湿度の影響を受けやすかったため、別の通信規格に変更して安定化を図った。単三電池二本で動くセンサー端末の電池寿命を3か月から1年半以上に改善した。タブレットやスマートフォンで遠隔監視制御できるシステムを開発した。帯広畜産大学およびバイオマスソリューションズと連携し、堆肥の発酵状態に応じて空気供給量を制御する仕組みを構築した。

新しい製品・サービス:通気量自動制御式堆肥化システムの無線温度センサー改良と遠隔制御対応

事業の効果

  • 電池寿命 3か月→18か月

導入先の施設では使用電気量が最大80%減り、農家の電気代を大きく軽減できた。遠隔自動コントロールにより最小限の送風で適切な発酵を促せるようになった。電池寿命の延長により端末の維持管理の手間も減った。堆肥槽内の温度と風量のデータは帯広畜産大学との共同研究として学会発表された。

今後の展望

一次産業分野で新たな開発に取り組みを続けるとともに、AIやロボット技術との連携やIoTのビジネスプラットフォームへの参加を目指す。JICAの事業としてラオスで水力発電の監視保守支援システムを整備する海外案件も進めている。

事業者の声

過酷な条件下でのプラント計装の経験が、初挑戦の分野でも活かせたことは自信になりました

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。