ものづくり補助金平成26年度製造業北海道

水産系加工端材を抽出した天然系調味液・ドレッシングの開発事業

有限会社ヤマチュウ食品

この事例のポイント

  • 水産物の減少が危惧される中、既存の水産物に代わる地元原料を利用した製品づくりが求められていた。
  • 本事業では多品種小ロット充填システムを導入し、自社ブランド製品から大手流通の高付加価値調味料、業務用調味料、OEM対応まで多様な製品に幅広く対応できるようにした。
  • 多品種小ロット充填システムの導入により、自社ブランド製品から大手流通の高付加価値調味料、業務用調味料、OEM対応まで幅広い製品に対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ヤマチュウ食品
所在地北海道 函館市
業種食料品製造業
技術分野バイオ
資本金300万円
設立2003年

事業の背景

同社は水産物の加工技術に定評があり、いかを中心とする生鮮珍味やドライ珍味を主力製品としている。だし、つゆ、ドレッシングなど簡便性のある調味材料の市場が拡大する中、道内外や海外から製品化の依頼が寄せられるようになった。一方で水産物の減少が懸念されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力水産物の減少が危惧される中、既存の水産物に代わる地元原料を利用した製品づくりが求められていた。
  • 新製品・新技術多様化する調味料市場で、水産物の旨味を活かした高付加価値の調味料を開発する必要があった。

やったこと

本事業では多品種小ロット充填システムを導入し、自社ブランド製品から大手流通の高付加価値調味料、業務用調味料、OEM対応まで多様な製品に幅広く対応できるようにした。昆布、うに、いか、えび等の素材の端材まで有効活用し、出汁やドレッシングを開発する取り組みを進めた。今年は既に「函館産真昆布」と「きのこドレッシング」を完成させた。

  • 加工機多品種小ロット充填システム

新しい製品・サービス:水産系加工端材を抽出した天然系調味液・ドレッシング(函館産真昆布、きのこドレッシングなど)

事業の効果

多品種小ロット充填システムの導入により、自社ブランド製品から大手流通の高付加価値調味料、業務用調味料、OEM対応まで幅広い製品に対応できるようになった。水産系の端材を活用した出汁やドレッシングの製品化が進み、スーパーや飲食店業界から高付加価値調味料への期待が寄せられている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    過去の粒うに開発や北海道知事賞受賞など珍味製造の歴史は読み取れるが、事業計画と経営戦略の位置づけは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    海外や他地域からの依頼、特殊な炊き上げ設備、職人の技術など強みは示されるが、市場データや競合との比較は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    水産物減少や海水温変動による原料課題は示されるが、端材活用による高付加価値化の具体的な事業計画や数値目標は薄い。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    職人への技術伝授や代表者のノウハウ継承にわずかに触れるが、人員数や事務処理体制は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高付加価値調味料への期待やスーパー・飲食店からの要望は読めるが、顧客ターゲットやニーズの数値的裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    新設の多品種小ロット充填システム導入は触れるが、スケジュールや課題解決方法の記述はうかがえる程度にとどまる。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    水産端材から抽出した天然系調味液・ドレッシングは一般的ではないが、普及度や高価格化の数値は書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地場産品の発信や水産物減少への対応が語られ、地域経済への波及の可能性がうかがえるが、雇用や経済効果の数値は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    端材まで活用する点や多品種小ロット充填システムは特徴だが、デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    調味料市場の拡大や海外需要に触れ、成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見当たらない。

  • 地域経済への波及4

    函館の昆布や奥尻島のうになど地場産品を活かし、道内外からの依頼を受けて高付加価値製品を生み出す点が具体的に書かれている。

今後の展望

地場産の良いものを発信していくことをモットーに、地元原料を活かした製品づくりを続ける。

事業者の声

私が作り育てたいのは

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。