回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社川口屋
成果手作業では1,500個の包装に半日以上かかっていたが、1時間以内で済むようになった。
| 事業者名 | 株式会社川口屋 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 秋田市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
創業以来、地域に根差した菓子屋として生菓子を中心に商品を製造・販売してきた。観光客向けの土産品として発売した焼き菓子『いぶりがっこちーず』は多くの支持を得て注文が増加した。
抱えていた課題
やったこと
袋詰作業工程(商品を入れる、脱酸素剤を入れる、袋をシールする)を自動化するため、ピロー包装機を導入した。外装が印刷された袋を使い、商品と脱酸素剤の封入を一括で行える機種である。導入にあたり、必要な作業内容を分析して自動化できる範囲を見極めた。あわせて将来を含む需要個数を見積もり、それに適合する能力の包装機械を選定した。
ピロー包装機の導入により袋詰め工程が自動化され、1,500個の包装にかかる時間と人数が大幅に減った。これにより需要に応えられる製造数量を確保できるようになった。手で触る回数が減ったことで衛生面と安全性も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の地域の生菓子販売という流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは事例に明記されていない。
観光客向け土産品の注文増加と限られた経営資源という記載から、市場と自社資源の関係は読み取れるが、強みの詳細は薄い。
包装工程が全て手作業でボトルネックだという課題認識が明示され、包装機械導入で解決する計画が示されている。
1,500個の包装に半日以上4名かかっていた作業を1時間以内2名にするという具体的な時間短縮の数値目標が示されている。
従業員9人の規模は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は書かれていない。
いぶりがっこチーズの注文増加や観光客向けという顧客像は読めるが、選ばれる理由の整理は薄い。
袋詰工程を分析し自動化範囲を見極め、将来需要を見積もって機械を選定する方針が示されているが、スケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
秋田の特産品を使った焼き菓子という特徴はあるが、ジャンルの普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
秋田県産農産物の使用や秋田のPRへの貢献が述べられ、地域波及の意図はうかがえるが、経済波及の数値はない。
包装機導入で1,500個の作業が半日以上4名から1時間以内2名になり、省人化の効果が数値で示されている。投資額との比較はない。
包装機の導入による自動化は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
秋田県産素材を使った商品で地域PRに貢献するとの記載があり、地域の特性活用はうかがえるが、雇用や成長の数値はない。
個々の商品が長く売れるよう特徴を広めていく。新商品開発にも力を入れ、ブランド力を高めていく。秋田県産素材を使うことで秋田のPRに貢献し、新商品との相乗効果により売上増加を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日