回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社峰友技研
成果新規に2名の雇用を行うことができた
| 事業者名 | 有限会社峰友技研 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 秋田市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1997年 |
当社はCAD・CAMを駆使し、マシニング加工や超高速加工機で省力化機械部品や半導体設備部品などを主に試作から小中量生産の小物加工として手がけ、熟練作業者が一貫して行うことで取引先から高い評価を得ていた。半導体部品や精密成形金型などでは微細で加工寸法精度1〜3μという厳しい精度が求められている。
抱えていた課題
やったこと
低回転から高回転までの一体加工が可能な立型マシニングセンタを導入し、工具の振れや摩耗状態を測定できるダイナビジョンカメラも導入した。これら設備を使い、35,000回転で工具振れを変えながらテストワークを行い、微細加工における工具振れが工具寿命に大きな影響を与えることを確認した。マシニングセンタには工具の自動交換機能もついている。オペレーティング教育も行った。
| 加工機 | 立型マシニングセンタ |
|---|---|
| 検査測定 | ダイナビジョンカメラ |
安定した量産化技術の確立と基盤強化が図られ、半導体製造装置や航空機関連部品の売上が伸びた。工具の自動交換機能により高精度な製品を大幅に時間短縮しながら加工でき、コスト低減にもつながった。オペレーティング教育によりオペレーターの経験やノウハウに左右されず同一品質の部品加工が可能になった。取引先からの評価が高まり、販路拡大と新規雇用も実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
CAD・CAM一貫体制や高品質加工で差別化してきた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
高速加工機は量産に不向きだった弱みを挙げ、取引先からの高評価という強みを踏まえて設備導入した経緯が具体的に読める。
工具交換の手間や工具振れによる寿命影響という課題を特定し、マシニングセンタとダイナビジョンカメラで解決する計画が読み取れる。
売上や雇用の増加は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
熟練作業者による一貫体制やオペレーティング教育の実施は読めるが、体制の人数や事務処理面の記述は薄い。
半導体製造装置や航空機関連部品の取引先評価と微細加工というターゲットは読めるが、ニーズの裏付けは具体性が薄い。
導入後の展開や今後の方針は書かれているが、遂行スケジュールや課題解決の方法の詳細は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
難切削材の微細加工量産技術や1〜3μ精度の加工に取り組み、同分野で高付加価値化を図る内容が読める。
半導体設備や航空機関連部品の売上増と新規2名の雇用が書かれ、雇用創出の効果がうかがえる。
加工時間の大幅短縮とコスト低減、新規2名の雇用が書かれているが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
CAD・CAMを一貫して用いる体制は読めるが、デジタル技術によるサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
半導体や航空機関連部品といった成長分野への展開がうかがえるが、構造転換への言及はない。
秋田県の小規模事業所として雇用を生んだことはうかがえるが、地域の特性を活かした記述は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
導入設備により精密量産部品に対応できるようになり、超高速加工機による精密微細加工の注文にも更に注力できるようになった。時計の針や装飾品などの微細部品も納品した。
補助金を活用し新規設備を導入したことで、今まで対応できなかった製品加工が可能となり、取引先からの評価が高まりました。事業拡大や新規雇用にもつながり、当社のような小規模事業所には非常に有り難い補助金制度だと思っています。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日