金型資産のデータベース化により海外企業との差別化をはかり海外市場に販路拡大
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
株式会社パウダーシステムズ
| 事業者名 | 株式会社パウダーシステムズ |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市南区 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 真空 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 1.2億円 |
| 設立 | 1996年 |
当社は粉粒体処理設備のシステムエンジニアリングや機器開発を行い、多量生産向けの大型分級機を自社生産していた。展示会では来場者から、研究開発用の試作や少量生産に使える小型分級機の要望が多く寄せられた。プリンターや複合機のトナーは解像度の向上で微細化し、数年前の約10ミクロンから現在は5~6ミクロンが主流になっている。日本の大手メーカーは消耗品のトナーを含め世界でも圧倒的なシェアを有している。
抱えていた課題
やったこと
大型機と同じ機構で同等の分級性能を持つ小型のラボ用分級機を開発し、2機の試作機を完成させた。1機は貸出機として希望する顧客に貸与し、もう1機はテスト機として販売につなげる計画とした。粒径2~4ミクロンの領域での分級精度向上を目指し、フラップの形状・角度、フィーダへの固気比、吸引ブロアの風量などの諸条件を試行錯誤して最適化した。小型機は分級範囲3~200ミクロン、処理量1~10kg/hで、粗粉・中粉・微粉の3製品に分級でき、原料供給フィーダ回転数や各吸引風量などを専用PC端末で設定できる。
| 加工機 | ラボ用小型分級機(新型気流分級機) |
|---|---|
| ソフト | 操作用専用PC端末 |
新しい製品・サービス:ラボ用小型気流分級機(小粒径トナー対応)
顧客指定の材料でテストを行う体制を整え、展示会でのデモンストレーションも実施した。顧客の反応は上々で、当初目標の販売数量には及ばないものの販売台数は着実に伸びている。トナー以外の化学、金属、食品、医薬品など幅広い分野からも分級のニーズが見つかった。小型機の導入を機に大型機の導入やプラント設備全体の提案につなげ、技術力と認知度の向上を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の大型分級機の自社生産の経験を背景に小型機を開発しており、事業の一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
展示会での来場者の小型機要望や、大型機製造で培ったノウハウ、1台で3分級できる優位性が具体的に書かれている。
凝集性材料への対応など課題認識はあるが、高付加価値化や成長につながる具体的な数値目標は書かれていない。
販売数量は目標に及ばないと書かれるのみで、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
開発や試作の経緯は書かれるが、補助事業を遂行する人材や体制についての記述はほとんどない。
トナー以外の化学・金属・食品・医薬品などからのニーズ、顧客テストでの評価、1台で3分級できる点が具体的に書かれている。
分級条件の最適化など課題解決の方法と今後の展開は書かれるが、スケジュールや期間の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
トナーの微細化に対応した2〜4ミクロン領域の高精度分級を目指し、大型機と同等性能の小型機を開発した点が書かれている。
トナー製造や幅広い産業での分級ニーズに触れるが、国が補助する理由となる波及効果や雇用創出は書かれていない。
価格面の優位性に触れるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。
PC端末による条件の自動蓄積やエクセル出力など、デジタル化の要素がわずかにうかがえる。
化学・医薬品など成長分野への展開に触れるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
化学、金属、食品、医薬品など様々な分野のニーズを拾い上げ、付加価値の高い材料にも展開していく方針である。当機をエントランス商品として、量産移行後の大型機やプラント設備全体の設計・提案につなげ、さらなる認知度向上と社会貢献を目指す。
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
マテリアルリサイクル用途に対応するため、新型ペレット成形装置の試作開発に取り組んだ。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。