顧客のニーズの先を見据えたカーライフサポートの充実
板金塗装専用工場を新築し、車両塗装と乾燥を行う塗装用スプレーブース、車両の骨格修正に使うフレーム修正機、コンプレッサーの3種の設備を導入し…
効果:フレーム修正作業時間 1.7時間→1時間
大金興業株式会社
成果原料使用率 60%→90%
| 事業者名 | 大金興業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 千葉市 |
| 業種 | 廃棄物処理業 |
| 従業員数 | 41人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
創業時から一般廃棄物収集運搬業(し尿・浄化槽汚泥)を手掛けてきたが、千葉市では下水道普及率が99%近くになり、経営の合理化と業務の転換が急務となっていた。2011年の東日本大震災で地元ガソリンスタンドの燃料供給に不安が生じ、通常業務にも大きな影響があった。他県で使用済み食用植物油をディーゼル車両の代替燃料に使う取り組みを知り、関心を持った。日本でも製造方法は古くから知られているが、排気ガス規制の強化により最新のディーゼルエンジンへの利用が難しくなり、この事業から撤退する業者も多いとのことだった。
抱えていた課題
やったこと
専門家の指導を受けながら廃食用油の再生処理工程を新たに開発し、試作品を作って新製法の検討を重ねた。さらに連続減圧蒸留装置を導入して燃料の品質を高め、JIS規格の軽油品質にほぼ同等となるまで向上させた。製造した燃料の出荷管理のため、クラウドシステムを活用したトレーサビリティシステムを構築した。燃料利用者が車両の状況を随時報告できるようにし、不具合が予見されるデータがあった場合には製造管理者と車両整備会社(提携企業)がすみやかに連携できる体制を整えた。2016年4月からは千葉市役所の公用車(塵芥車)で運行実験を行い、提携企業による予防保守点検を実施した。
| 加工機 | 連続減圧蒸留装置 |
|---|---|
| ソフト | トレーサビリティシステム(クラウドシステム) |
新しい製品・サービス:高品質バイオディーゼル燃料
廃食用油の再生処理工程の開発により原料使用率が60%から90%に向上し、製造コストの削減につながった。連続減圧蒸留装置の導入で燃料の品質がJIS規格の軽油品質にほぼ同等となり、車両の不具合が減って燃費も改善された。予防保守とトレーサビリティシステムにより利用者の信頼を得て、千葉市の公用車での順調な運行につながり、トラック市場への参入も果たした。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業時からの廃棄物収集運搬業と環境保全への取組が書かれ、本事業は廃油再利用への延長として位置付けられている。
下水道普及率99%や東日本大震災での燃料供給不安を背景に新事業へ進んだと書かれ、外部環境は示されるが強み分析は薄い。
原料使用率60%→90%、製造コスト削減、軽油とほぼ同等の品質といった課題解決の具体的数値が示されている。
原料使用率60%→90%は実績として示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
専門家の指導や提携企業との連携は触れられるが、人材や事務処理体制の詳細は書かれていない。
千葉市公用車での運行実験や予防保守・トレーサビリティによる信頼獲得など、顧客に選ばれる理由が具体的に書かれている。
2016年4月からの千葉市での運行実験や今後の利用拡大計画は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
廃食油由来の高品質BDFを扱い、一般的なBDFとの品質差を示しているが、市場の普及度の数字は書かれていない。
地域のバイオマス資源活用、廃棄物減量、CO2削減と地域貢献が述べられているが、雇用や波及効果の数字はない。
コスト削減や品質向上はうかがえるが、投資額に対する付加価値増加などの費用対効果の数字は示されていない。
クラウドシステムによるトレーサビリティ構築は書かれるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は限定的にしか書かれていない。
廃食油の燃料化による未利用資源の活用や新規事業の立ち上げはうかがえるが、産業構造転換への言及は乏しい。
千葉市の地域資源である廃食油を活用し、地元自治体と連携する点が読み取れるが、雇用や成長への数字はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
千葉市役所の公用車運行実験を継続し、バイオディーゼル燃料の利用拡大を目指す。ボイラー燃料や助燃剤としての廃食用油利用についても実験を重ね、未利用資源の活用につながる営業・提案活動を進める予定。
CO2の削減は、誰かがやってくれる、という受け身の姿勢ではいつまでも改善されません。
公式の事例集より(原文のまま)
板金塗装専用工場を新築し、車両塗装と乾燥を行う塗装用スプレーブース、車両の骨格修正に使うフレーム修正機、コンプレッサーの3種の設備を導入し…
効果:フレーム修正作業時間 1.7時間→1時間
顧客から回収したフィルターの洗浄前に粉塵を除去するため、除去率の高い集塵装置を導入した。
効果:排水は一律排水基準の各項目をクリアし放流可能な水質になった
メーカーと協力して、1基の検知器で線量を測定できる移動型固定式放射能検知器を開発した。