ものづくり補助金平成30年度サービス業(他に分類されないもの)長野県

特定家電4品リサイクル工程の生産性向上および見える化事業

株式会社しんえこ

成果リサイクル率の向上を実現した(数値の記載なし)

この事例のポイント

  • 手解体が困難な洗濯機の解体に時間がかかり、作業性に課題があった。
  • 特定家電4品目のうち手解体が困難な洗濯機の解体を補助する専用補助装置を導入した。
  • リサイクル率の向上を実現した(数値の記載なし)。専用補助装置の導入により洗濯機の解体作業性が向上し、リサイクル率の向上を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社しんえこ
所在地長野県 松本市
業種廃棄物処理業
技術分野材料製造プロセス
従業員数56人
資本金1億円
設立2002年

事業の背景

株式会社しんえこは2002年設立の総合リサイクル企業で、産業廃棄物の収集・運搬・処分から始め、一般廃棄物にも事業を拡大した。松本本社では県内でも珍しい大型破砕設備(シュレッダー)を所有している。2018年に安曇野市で開設した「しんえこプラザあづみ野」では特定家電4品目などの一般廃棄物処理を行っており、「もったいないBOX」は中信地域17~18カ所で年間約6000トンを回収・処理している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手解体が困難な洗濯機の解体に時間がかかり、作業性に課題があった。
  • 人手・技能新人作業者(未習熟者)への作業指導に時間がかかり、指導効率に課題があった。
  • 納期・工程解体数量や品目別・資源リサイクル率の報告書作成に手間がかかり、作業実績が見えにくかった。

やったこと

特定家電4品目のうち手解体が困難な洗濯機の解体を補助する専用補助装置を導入した。リサイクル工程管理システムを導入し、解体数量と品目別・資源リサイクル率の報告書作成を効率化するとともに、作業実績を見える化した。ウェアラブルカメラで熟練者目線の動画を撮影し、作業内容や手順の復習・確認ができる作業指導ツール(標準作業ナビ)を導入した。

その他専用補助装置(洗濯機解体用)
ソフトリサイクル工程管理システム
その他作業指導ツール(標準作業ナビ、ウェアラブルカメラ・ウェアラブル端末)

事業の効果

  • リサイクル率の向上を実現した(数値の記載なし)

専用補助装置の導入により洗濯機の解体作業性が向上し、リサイクル率の向上を実現した。リサイクル工程管理システムにより解体数量と品目別・資源リサイクル率の報告書作成が効率化され、作業実績の見える化が進んだ。作業指導ツールにより障がいのある作業者にも分かりやすい指導ができるようになり、来訪者への情報発信にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    2002年設立以来の産業廃棄物処理から一般廃棄物へ拡大した経緯が書かれ、一貫した事業展開がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    手解体の作業性向上やリサイクル率向上は書かれるが、市場動向や競合に対する強みの記述は読み取れない。

  • 課題の認識と解決3

    作業困難工程の専用機導入や作業実績の見える化で課題に対応した点は読めるが、高付加価値化の数値計画は薄い。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは付加価値額や賃上げの目標値は読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    障がい者や高齢者を含む社員が作業を担い、作業指導ツールで未習熟者を指導している点が書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    もったいないBOXの利便性や地域貢献の姿勢はうかがえるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    導入の成果は書かれるが、中長期の検証や実施スケジュールについての記述は読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは財務状況や資金調達の見込みは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    特定家電4品目の手解体という分野で、手作業を基本とする独自性がうかがえるが、高価格化の数値は書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用4

    県立こども病院への還元や雇用創出、地域の利便性向上が具体的に書かれており、地域への波及効果が読み取れる。

  • 費用対効果2

    補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は書かれておらず、リサイクル率向上の記述のみ。

  • イノベーションへの貢献2

    ウェアラブルカメラによる作業指導ツールの活用はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    循環型の地域資源リサイクル事業という点で成長分野への関わりはうかがえるが、構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及4

    安曇野市の一般廃棄物許可を取得し、中信地域17~18カ所で年間約6000トン回収するなど、地域特性を活かした事業が具体的。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

地域の資源を預かって加工・販売した収益を還元していく地域循環共生型の取り組みに力を入れていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。