ものづくり補助金平成24年度福井県

廃プラ再資源化原料の多品種化・短納期化を実現する生産管理システムの導入

福井環境事業株式会社

成果1日の測定検体数 20検体→50検体

この事例のポイント

  • 家庭から出る容器・包装類の廃プラスチックは地域や季節で内容や発生量が変わるため、再資源化原料の品質維持が難しかった。
  • 流動性品質データ(MI)を測定するMI測定機を導入し、自社専用の生産・在庫管理システムを構築した。
  • 1日の測定検体数 20検体→50検体。MI測定機と生産管理システムの導入により、顧客ごとに求められる多品種の再資源化原料を出荷でき、短納期も実現した。

事業者のプロフィール

事業者名福井環境事業株式会社
所在地福井県 福井市
業種廃棄物処理業
技術分野真空
従業員数208人
資本金2,400万円
設立1950年

事業の背景

家庭から出る容器・包装類の廃プラスチックから再資源化原料を生産し、プラスチック成形メーカーに販売している。再資源化原料は以前、品質は安定しないが安い増量材と捉えられていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度家庭から出る容器・包装類の廃プラスチックは地域や季節で内容や発生量が変わるため、再資源化原料の品質維持が難しかった。
  • 品質・精度異なる品質の原料が混ざった状態で出荷しており、顧客が求める製品や加工技術に適した品質の原料を供給できていなかった。
  • 生産能力手動式の測定装置では1日20検体が限度で、品質変動を把握するための1日50検体の測定ができなかった。

やったこと

流動性品質データ(MI)を測定するMI測定機を導入し、自社専用の生産・在庫管理システムを構築した。MIデータを500キロ袋入りの小ロットごとに全量測定し、品質により仕分けしてシステムに登録した。ロットごとにMIデータを添付して出荷できる体制とし、顧客が生産機器の設定や原材料の配合を決められるようにした。

事業の効果

  • 1日の測定検体数 20検体→50検体

MI測定機と生産管理システムの導入により、顧客ごとに求められる多品種の再資源化原料を出荷でき、短納期も実現した。再資源化原料は安定した品質の使いやすい原料と評価され、販売価格が大幅にアップした。品質へのクレームはなくなり新規顧客も獲得し、電力・通信用資材など新たな分野への用途拡大も図っている。

今後の展望

今後はさらに顧客のニーズを取り込みながら生産効率の向上と管理体制の強化を図り、顧客満足度を上げて業界のオンリーワン企業を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。