ものづくり補助金平成26年度製造業神奈川県

Web受注オーダーメイド自転車の生産量増強の設備投資とシステム開発

株式会社コッチ

この事例のポイント

  • オーダーメイド自転車の生産量を増やす必要があったが、手作業中心で生産量を増やすことが難しかった。
  • Webサイトと連動した生産管理・販売促進システムを増強し、管理可能な注文数を増やした。
  • 機械化により生産量が増加し、品質も向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社コッチ
所在地神奈川県
業種輸送用機械器具製造業
技術分野デザイン
設立2014年

事業の背景

海外で美容師をしていた勝俣俊二氏が、趣味の自転車製造を経て創業した。顧客の依頼で部品を揃えて組み立てるうちにオーダーメイド自転車のニーズを感じ、平成26年に自転車をオーダーメイドできるWebサイトを開設した。デザイン性の高い自転車は顧客から好評である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力オーダーメイド自転車の生産量を増やす必要があったが、手作業中心で生産量を増やすことが難しかった。
  • 品質・精度生産量が増えると品質のばらつきが生じやすく、検査しても同じ品質を確保することが課題であった。
  • 集客・繁閑Webサイトと連動した生産管理や販売促進の仕組みが不十分で、受注の管理が追いつかない状況であった。

やったこと

Webサイトと連動した生産管理・販売促進システムを増強し、管理可能な注文数を増やした。手作業だったスポーク組みなどを機械化して生産を合理化し、ホイールの回転を安定させるためスポークテンションを調整できるようにした。出荷前の検査フローを確立し、検査項目をシステムに落とし込んだ。作業標準化を進め、社員間で情報を共有できるようにした。顧客の声を収集し、製品に反映する取り組みも行った。

加工機スポーク組み機械
ソフト生産管理・販売促進システム

事業の効果

機械化により生産量が増加し、品質も向上した。出荷前検査の手順を確立したことで、誰が検査しても同じ品質を確保できるようになった。作業標準化や顧客の声の定点観測により、品質と顧客満足度が向上した。社員の情報共有も進んだ。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成26年にWebサイトでオーダーメイド受注を始め、その後も生産管理・販売促進システムを増強しており、事業の流れは一貫している。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高く、自分だけの特別感が顧客に好評だと書かれているが、市場データとの比較はない。

  • 課題の認識と解決3

    手作業の機械化で生産を合理化し、生産量と品質の向上を実現したと書かれているが、課題の数値的な整理はない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    出荷前検査フローを確立し、社員間の情報共有を進めたと書かれており、体制づくりの取り組みがうかがえる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客の声を収集して反映し、Webで内装などを選べるようにする計画が書かれ、顧客ニーズへの対応は示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後メーカーと顧客をつなぐハブとして展開する構想はあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    オーダーメイド自転車という分野で、デザイン性や特別感による差別化が図られているとうかがえる。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    メーカーと顧客をつなぐハブ構想が書かれているが、雇用や波及効果の定量的な説明はない。

  • 費用対効果2

    生産量が増え品質も向上したと書かれているが、補助金額に対する付加価値や生産性の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献4

    Webサイトと連動した生産管理・販売促進システムを増強し、検査項目をシステムに落とし込んだと具体的に書かれている。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    オーダーメイド商品の展開やハブ構想が書かれているが、日本経済の構造転換との関連は示されていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

カラーバリエーションや内装などをWebサイトで選べるようにし、メーカーと顧客をオーダーメイドでつなぐハブの役割を目指す。自転車事業だけで成長するのは難しいと考えており、今後はオーダーメイド商品を展開していく考えである。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。