ものづくり補助金平成26年度情報通信業神奈川県

サーマルカメラシステムの開発

インフィニテグラ株式会社

この事例のポイント

  • 従来のサーマルカメラは高額で、医療などの限られた分野でしか利用されていなかった。
  • 大手メーカーから入手した赤外線イメージセンサを用い、IoT・ウェアラブルに対応した安価な小型サーマルカメラを製品化した。
  • 高機能化に成功し、展示会での営業努力とIoT・ウェアラブルに特化した製品戦略により、サーマルカメラの売上を順調に伸ばしている。

事業者のプロフィール

事業者名インフィニテグラ株式会社
所在地神奈川県
業種情報サービス業
技術分野情報処理

事業の背景

サーマルカメラは軍事用に研究開発されてきた経緯があり、民生用は非常に高価で、ただ見るだけのものだった。近年、大手メーカーから熱画像を撮像する重要部品であるイメージセンサーが一般販売され、中小企業でも開発しやすくなった。当社はいち早くこのセンサを入手し、IoTに対応する安価な小型品の開発を進めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算従来のサーマルカメラは高額で、医療などの限られた分野でしか利用されていなかった。
  • 品質・精度サーマルカメラで測定される遠赤外線のエネルギー情報を温度情報に変換することは難しく、当初の製品では大きな誤差が生じることがあった。
  • 新製品・新技術可視光画像と熱画像の重畳表示機能や赤外線センサの性能を高める開発が必要だった。

やったこと

大手メーカーから入手した赤外線イメージセンサを用い、IoT・ウェアラブルに対応した安価な小型サーマルカメラを製品化した。可視光画像と熱画像の重畳表示機能の開発や、赤外線センサの誤差を抑える改良を行った。本補助事業において、温度を可視化できる高機能なサーマルカメラの完成を目指した。国内外の展示会に積極的に参加し、営業活動を進めた。

新しい製品・サービス:IoT・ウェアラブルに対応した安価な小型サーマルカメラ

事業の効果

高機能化に成功し、展示会での営業努力とIoT・ウェアラブルに特化した製品戦略により、サーマルカメラの売上を順調に伸ばしている。これまで高額だったサーマルカメラを安価な小型品として民生分野に広げた。社会インフラの安全・安心への貢献につながる製品となった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    過去の取組との連続性を示す記述は少なく、大手メーカーの安価な赤外線センサ発売を機に小型品の開発を進めた経緯がうかがえる程度です。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    展示会への積極参加や、IoT・ウェアラブルへの特化により売上を順調に伸ばしているとあり、強みは読み取れますが数値はありません。

  • 課題の認識と解決3

    初期製品で大きな誤差が出た課題を認識し、重畳表示機能や赤外線補正の開発で解決を図る流れが書かれています。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    安価な小型品をIoT・ウェアラブル対応で製品化し、特化した顧客像と選ばれる理由が概ね示されていますが、具体性は薄いです。

  • 事業化までの道筋2

    研究開発や展示会参加は書かれていますが、中長期のスケジュールや課題解決の方法は示されていません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    軍事用や医療用に限られていたサーマルカメラを、安価な民生向け小型品として新たな分野に展開しており、新市場性がうかがえます。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    社会インフラの安全への貢献という表題はありますが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は具体的に書かれていません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    IoTに対応した小型サーマルカメラの開発や、可視光と熱画像の重畳表示など、デジタル技術の活用が示されています。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    民生用にサーマルカメラの技術が広がっているという市場変化は触れられていますが、構造転換への言及は乏しいです。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。