ものづくり補助金平成26年度製造業神奈川県

超音波洗浄技術を活用した衣類クリーニング装置の試作開発

株式会社ブルー・スターR&D

この事例のポイント

  • 電子部品の洗浄・バリ取りに使う超音波技術を応用し、衣料品向けの洗濯機を開発した。
  • 試作機は洗剤を使わず照射時間10分で、一般の洗濯機とほぼ同等の汚れ落ちを得られた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ブルー・スターR&D
所在地神奈川県
業種生産用機械器具製造業
技術分野材料製造プロセス
設立2010年

事業の背景

会社は超音波応用技術で金属加工のバリを除去・洗浄する装置を開発・販売しており、大手自動車製造業や電子機器メーカーなど国内外の大手企業に納品している。2016年に日本発明振興協会の発明大賞を受賞し、2017年にはバリ取りから研磨、乾燥までを全自動で行う装置を開発した。日本国内のほか、中国、韓国などアジア諸国、アメリカ、ヨーロッパの企業からも引き合いがある。

課題と取り組み

やったこと

電子部品の洗浄・バリ取りに使う超音波技術を応用し、衣料品向けの洗濯機を開発した。衣類を畳んだ状態、またはハンガーにかけたままで汚れを落とすため、衣類の痛みが少なく済む。試作機は洗剤を使わず照射時間10分で、一般の洗濯機とほぼ同等の汚れ落ちを確認した。今後は洗浄力で一般の洗濯機を上回るよう改良を重ね、将来的には家庭用の小型製品も開発する予定である。

その他超音波技術洗濯機の試作機

新しい製品・サービス:超音波技術を使い「畳んだまま洗える」洗濯機

事業の効果

試作機は洗剤を使わず照射時間10分で、一般の洗濯機とほぼ同等の汚れ落ちを得られた。衣類を畳んだまま、またはハンガーにかけたまま洗えるため、衣類が傷みにくい。洗浄力では一般の洗濯機を上回ることを目指して改良を続けている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    2010年創業で超音波技術を30年研究し、バリ取り装置を大手に納品してきた実績が書かれており、洗濯機開発との関連は示されるが戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    中国・韓国・欧米から引き合いがあり、中国では高価な衣類の需要が語られるが、競争優位や市場規模の裏付けは数字で示されていない。

  • 課題の認識と解決2

    課題として軽量化や洗浄力の改良が挙がるが、高付加価値化・成長につながる事業計画としての具体性は読み取れない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    照射時間10分で一般洗濯機と同程度の汚れ落ちが示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    社名と会長の名前、大手企業への納品実績はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    畳んだまま洗える、衣類の痛みが少ない、中国で高価なランジェリー需要があるなど、顧客と選ばれる理由が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    軽量化や家庭用小型化を将来の課題として挙げるが、スケジュールや解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    超音波による衣料の洗濯は一般的な普及度が低い分野で、洗剤を使わず洗える点が新規性として具体的に示されている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    中国・韓国・欧米からの引き合いがうかがえるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は明示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    電子部品の洗浄技術を衣料に応用する点は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは具体的に書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    家庭用洗濯機市場への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する根拠は示されていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

家庭用の小型洗濯機の開発を目標としており、中国では高価で繊細なランジェリーを傷つけずに洗える小型洗濯機への需要が見込まれている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。