回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社タケダ
| 事業者名 | 株式会社タケダ |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 燕市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 設立 | 1963年 |
1963年にミシン部品の製造業として創業し、最新の機械設備と検査機器を導入しながら、高精度・高品質の切削加工を強みとしてきた。顧客からの信頼を得て、切削以外のレーザー加工、プレス加工、鍛造などの相談も受けるようになり、燕三条の協力工場に専門的な加工を依頼していた。2008年には「TAKEDA DESIGN PROJECT」を始め、文具などの製品を開発し、他業界との取引も生まれた。2010年には生産管理システム「ISO夢工場」を導入し、受発注や伝票、加工指示書の出し入れを簡単にして業務効率を高めていた。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用し、生産設備、作業者、外注先の状況を反映して最適化された工程計画を立案する独自仕様の生産スケジューラを導入した。工場内の各部署のコンピュータ端末からリアルタイムに情報を閲覧できるようにし、生産管理システムと紐づけた。バーコードを登録すると実績が自動で表示されるようにし、統計をグラフで示して不適切な工程計画を改善できるようにした。手が空いたスタッフを課を横断して別工程の作業に充てる運用を取り入れ、入力作業はほかのスタッフが教えながら徹底して習得させた。
| ソフト | 生産スケジューラ(独自仕様) |
|---|
紙ベースだったスケジュール管理がシステム化され、手書きからシステム作業へ移ったことで、スケジュールを組む人の手間がなくなり、その分の時間を作業に費やせるようになった。無駄を排除した計画づくりによって高い生産性と納期短縮が可能となり、作業時間も短縮された。入力作業も慣れによって時間が短縮され、業務効率化の土台が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ISO夢工場の導入後にスケジュール管理が紙ベースのままで残り、生産スケジューラ導入で改善したという流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
メーカーから納期と品質を維持した上での増産要望が増えたことはうかがえるが、競争優位性や強み・弱みへの言及は見当たらない。
スケジュールを紙で作り急ぎ案件で組み直しが発生した課題を認識し、生産スケジューラで工程計画を最適化し納期短縮を実現したと具体的に書かれている。
納期短縮や効率化は述べられているが、付加価値額や賃上げの目標値、数値は示されていない。
他のスタッフが教えながら入力を徹底し、課を横断して人員を配置したとあり体制面の工夫は読めるが、事務処理能力の詳細は薄い。
幅広い業界の顧客や自社製品開発の取組はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは整理されていない。
新工場建設を考えているとあるが、時期や資金計画、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
切削加工の高精度・高品質を強みとし、自社製品の開発も行うとあるが、高価格化や市場での希少性は書かれていない。
業界に縛られずリスクを分散できると書かれているが、地域経済波及や雇用創出など国が補助する理由は示されていない。
納期短縮と作業時間短縮、効率化の効果は書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値はない。
生産スケジューラによるデジタル化は読めるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
燕三条の協力工場と連携しているとあり地域性はうかがえるが、地域経済の牽引としての記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
工場内の機械を増やすためのスペースが足りなくなってきたため、機械をたくさん入れられる新工場の建設を考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う…