高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
三重精機株式会社
| 事業者名 | 三重精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 三重県津市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 従業員数 | 95人 |
| 資本金 | 8,000万円 |
当社は切削加工技術を軸とした精密部品の製造を行っており、品質・コスト・納期の3つの評価軸で品質改善を進めてきた。自社で定めた不良品発生率の目標に向けて試行錯誤を繰り返してきたが、データに基づく一歩踏み込んだ要因分析ができない状態だった。
抱えていた課題
やったこと
CNC自動旋盤6台に、センサーとデータ収集装置を取り付け、切削油の温度、材料ロット(成分・曲がり)、刃物ロット(素材)、機械設備の振動、室温・湿度、製品加工時の電流値や主軸負荷等のデータを収集できることを確認した。既存の生産管理システムと連携する生産・検査実績等のデータ入力画面を作成し、社内ネットワークとデータベースを構築した。平成28年11月にセンサーネットワークおよび加工管理システムを検収した。検証として、CNC自動旋盤の操作画面に表示される情報と分析サーバの情報を比較し、機械上のデータをサーバに正しく取得できていることを確認した。また、刃物損傷時の電流値データをもとに、刃物が損傷した際に機械を自動停止するシステムを構築した。
IT強化により、製品加工時に取得できる各種データの収集、データベースへの蓄積、任意検索・閲覧・分析が可能となった。刃物損傷以降の不良品の生産量を最小化できるようになった。データに基づく不良率の低下や最適加工条件の導出、切削刃物の寿命限界までの使用が可能となる見通しで、生産効率改善による品質・コスト・納期の向上が期待される。仮説検証による不良発生要因の追求や最適加工条件の算出は、データの蓄積が進んだ段階で実施する予定である。
新事業進出・ものづくり補助金
従来の不良品発生率低減の取組の限界を踏まえ、品質改善という中長期課題の解決にデータ収集基盤を整備したと一貫して位置付けている。
熟練技術者の勘に頼る現場調整の限界を自社の弱みとして認識し、データに基づく要因分析へ転換する方針を示している。
品質・価格・納期の評価軸で課題を整理し、CNC6台へのセンサー導入や刃物損傷時の自動停止システムまで具体的に構築している。
不良率低下や最適加工条件導出の見通しは述べられているが、目標値の数字は示されず実現可能性の根拠が薄い。
ネットワーク設定、既存生産管理システムとの連携構築、検収までの工程を自社内で実施しており体制は確保されている。
顧客ターゲットや選ばれる理由は直接記述されず、品質向上による顧客満足度向上という目的が述べられている程度。
仕様検討から検証・評価まで段階を示し、今後はデータ蓄積後に要因分析を行い現場へ横展開する計画を述べている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
工作機械のデータ活用による品質改善という内容で、高付加価値化・高価格化の具体的な記述は薄い。
協力会社とのノウハウ共有により業界全体でデータを活用したものづくり品質向上を目指すと、波及効果に触れている。
公開情報では判断できません。
センサーネットワークとサーバによる加工データの収集・分析基盤を構築し、協力会社とも共有する点でサプライチェーンへの貢献が読み取れる。
公開情報では判断できません。
三重県の企業として精密部品製造を行うことは触れられているが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。
データの収集・蓄積を進め、不良率の低下や最適加工条件に関連する指標の仮説検証を実施し、その結果をもとに具体的対策を現場にフィードバックする。現場での成果が確認できれば他製品群へ横展開し、将来的には協力会社とノウハウを共有して業界全体でデータを活用したものづくり品質の向上を目指す。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。