回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社山森製作所
成果歩留まり率 72%→100%
| 事業者名 | 株式会社山森製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 富山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 43人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1977年 |
当社は昭和52年に株式会社山森製鎖の本社製造部門を分離独立して設立された。装身用鎖の製造を行い、自動製鎖機による大量生産を続けてきた。近年は雇用情勢や個人消費の低迷、若い世代の節約志向などによりジュエリー離れが進んでいるといわれる。一方、高額商品と廉価品の二極化が進み、富裕層の消費は活況となっている。
抱えていた課題
やったこと
縦型の連続鋳造設備を導入し、歩留まりの改善と不良率の低減を目指した。新規導入設備は、原材料を溶解し金属棒を作る連続鋳造装置、冷却装置のサーモチラー、合金の硬さを測るマイクロビッカース硬度計である。新規導入機は溶解を不活性ガスの中で行い、冷却水を井戸水から軟水に変えた。新規導入機は新方式の高周波電源を使用している。
| 加工機 | 連続鋳造装置(縦型) |
|---|---|
| その他 | サーモチラー(冷却装置) |
| 検査測定 | マイクロビッカース硬度計 |
縦型連続鋳造設備により歩留まりが72%から100%に改善し、不良品の処理や材料費・人件費の発生が減る副産物も得られた。炉内の酸化不純物量は16%改善し、溶解材料の硬度は5%以上下がって加工性が向上した。新方式の高周波電源により消費電力を53.5%削減できる見込みである。冷却機能の向上と軟水化により鋳造材の品質向上や設備トラブルの解消も期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の鎖製造や自動製鎖機の導入など過去の取組はうかがえるが、本事業の位置付けを経営戦略として明示した記述は少ない。
海外現地法人や国内外のファッションブランド採用に触れ強みはうかがえるが、市場動向との関係は十分に示されていない。
従来の横型設備で歩留まり72%、不良として処理されていた課題を示し、縦型導入で100%に改善する方向性が具体的に書かれている。
歩留まり72%から100%、介在物量16%改善、硬度5%改善、消費電力53.5%削減など数値目標と結果が示されている。
従業員43人や創業以来の製造体制は書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は見当たらない。
ジュエリー市場の動向、高額品と廉価品の二極化、小規模業者と海外大規模事業者の両方への販売見込みが具体的に書かれている。
導入設備と後工程削減の期待は書かれるが、スケジュールや課題解決の段取りの詳細は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ジュエリー分野で同分野の中で高品質化を図る取組として、硬度や歩留まり改善を数値で示している。
国内外の雇用情勢や富裕層消費への言及はあるが、国が補助する経済波及や雇用創出の理由は明示されていない。
消費電力53.5%削減、歩留まり72%から100%などの効果が数値で示され、費用対効果をうかがえる。
高周波電源や不活性ガス溶解は新技術だが、サプライチェーンへの貢献やデジタル活用は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
富山市の本社工場で一貫生産を行う点は地域事業として読み取れるが、地域の経済成長への寄与は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
小規模なジュエリー販売業者と海外の大規模事業者の両方から、引き合いの増加を見込んでいる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%