回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社トパテック
| 事業者名 | 株式会社トパテック |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 輪島市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は医薬品、化粧品、化成品など様々な用途のチューブ容器の製造・販売を行っており、主力のアルミチューブは内容物を光・水・空気から完全に保護できる。アルミ押出チューブ製造工程のピンホールの不良率は20万分の1程度と低いが、目視検品では見落としが避けられなかった。
抱えていた課題
やったこと
材料のアルミ素材(スラグ)に異物が混入した場合や、プレス加工・搬送工程でチューブ胴部(肉厚0.12mm)にピンホールができた場合に、それを検知して不良品として工程から排除する品質管理体制を構築した。具体的には、チューブの後部からゴム製パッキン状の治具を押し当てて光が漏れないようにした後、外側からチューブ胴部に光を当てる。チューブ内部からピンホールを通って漏れた光を光センサーで検知し、該当する個体を自動排出できるようにした。
| 検査測定 | ピンホールテスター |
|---|
ピンホールテスターが不良品を自動的に検知してピックアップするため、製品の顧客信用力や安全性が高まった。これにより当社だけでなく納入先の川下事業者の信用力も向上した。ピンホールの確認工程に導入したことで納期を約10日間短縮でき、他社との差別化と顧客満足度の向上が実現した。従来常時2名で行っていた検品人員を他の業務に振り分けられるようになり、人材の有効活用にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事業取組みの経緯で医薬品・化粧品向けチューブ製造という主力事業は読めるが、過去の取組との一貫性や戦略上の位置づけは書かれていない。
得意先の「1日でも早く納品して欲しい」という要望や他社との競争力強化の必要性は読み取れるが、市場動向の数値や自社の強み・弱みの分析は薄い。
ピンホール不良率20万分の1と目視検品の見落としが課題と具体的に認識され、テスター導入で納期を約10日間短縮と解決策の効果も示されている。
納期約10日間短縮と検品2名の人員を製造現場へ振り分ける効果が数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員38人の規模と常時2名での検品体制は読めるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記述は乏しい。
製品のノンエアバック性や安全性、医薬品業界からの信用向上など選ばれる理由は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
導入した検査の仕組み(ゴムパッキン治具と光センサーで自動排出)は説明されているが、中長期の課題検証やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
アルミチューブは医薬品・化粧品向けに用いられるとあるが、一般的な普及度や高付加価値化の水準を示す記述はわずかにうかがえる程度。
川下の医薬品業界の信用力向上が示されるが、雇用創出や地域経済への波及効果は具体的に書かれていない。
検品人員2名の再配置や納期10日短縮という効果は読めるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
光センサーによる自動検知は先端技術の活用とも読めるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
石川県輪島市に所在することはわかるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用拡大は事例には書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
1日でも早く納品して欲しい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%